うんこ漢字ドリル

屋上にあるビートルハウスこと「カブトムシ小屋」に、2匹のオスのカブトムシを発見しました。1畳ほどのスペースの腐葉土の中で育ったカブトムシです。自然の環境のようにはいかないので、子ぶりのカブトムシですが、それが子どもたちにとっては「触りた~い」と予想外に、多くの園児が手に乗せて観察しました。

 

この2匹のカブトムシは、しばらく保育園で飼うことにします。大きめの飼育ケースに、登り木を配置し、餌になる昆虫ゼリーを塗ります。すると、延々とゼリーを食べています。ざっと8時間もゼリーの場所から動きません。お腹がペコペコだったようです。(笑)

 

さて、今日は「うんこ漢字ドリル」の話です。話題になっているので、ご存知の方が多いと思います。3月下旬に発売され、5月末までにはシリーズ全体でざっと228万部を発行したそうです。

 

使用されている例文を紹介します・・・

・木[刀]かと思ったらうんこだった。(2年生)

・きみのうんこは、どれもにていて[区]別がつかない。(3年生)

・うんこをおしつぶして面[積]を広げよう。(4年生)

・生き物が進化する過[程]で、うんこのポーズも変わったと思う。(5年生)

・「うんこの湯」という温[泉]には入りたくない。(6年生)

 

どうですか?小学生の頃、漢字を覚えるために何度も書かされ、辛くありませんでしたか?漢字の書き取りは、集中力を保ちにくく、子どもにとっては「義務的な作業」になってしまう場合もありますね。

 

そして、論理的な理由はありませんが、子どもたちは「うんこ」が大好きですね。このドリルは、「うんこ」という言葉を全ての例文に使っていますが、「汚い」「臭い」など、現実的な不快感を与える表現は外して、一定の品は保つようにしているそうです。

 

「教育とは高尚なものだ・・・うんこなんてふざけてている!」と思ったあなた・・・子どもが、漢字に興味を持つスイッチに、高尚という枠は不要です。ともあれ、ドリルがこんなに話題になることは今までなかったですね。