今日は、屋上遊びで大事件が発生しました。どろんこ広場に「ウシガエル」の死骸があったのです。ウシガエルですから、頭からお尻まで、体長15センチ以上あります。
4歳女の子が、ウシガエルをバケツに入れて、みんなに見せて回ります。「きゃー気持ち悪い!」「すげー見せて!」の二派に分かれます。私の他に、3人の女性職員がいたのですが、全員このビッグサイズのウシガエルはNGです。叫びながら逃げていました。(笑)
ここで、終わりにしないのがホワイトきゃんばす流です。「なぜ?どろんこ広場にウシガエルの死骸があったのか?」子どもたちと一緒に考えます。もともと、どろんこ広場の池に住んでいたのか?・・・昨日の大雨が何か関係しているのか?・・・どうして死んでいたのか?・・・もちろん答えはわかりませんが、子どもたちは、探偵のように仮説を立てていました。「カラスが運んできたんだよ」という珍推理もありました。(笑)
さて、今日は給食の話です。学校給食は、明治22年(1889年)に山形県鶴岡町の小学校で、貧困家庭の児童を対象に無料で昼食を提供した事が起源と言われています。その後全国に広まり、昭和29年(1954年)6月に「学校給食法」が制定され、正式に給食制度が始まりました。
アフリカなどでは、1日にまともな食事は給食だけという国も多く、世界の子どもたちにとって、生きていくために、給食の役割は重要なのです。今日は、そんな給食の重要性の話ではなく、給食費の未払いの件です。
「もうお金のことで保護者と関係をこじらせる心配もなくなる」と長野県塩尻市の小学校の教頭先生は胸のつかえが取れたそうです。塩尻市では、2013年度から、保護者からの給食費の徴収、業者への食材費の支払いなどを市が一括管理する制度を導入しています。
そうです。今でも、ほとんどの学校が、給食費未払いの保護者からの徴収は、学校の仕事です。最近では、経済的な問題ではなく、給食費が払えるにもかかわらず払わない親が多いとのことです。保護者からの徴収ができず、教員が立て替えるというケースもあったそうです。
教師も人間ですから、子どもには罪はなくても、給食費を払っていない親の子どもに笑顔で向き合えないということだってあるでしょう。もちろん、行政の費用負担は増えますが、各学校での事務量の大幅削減につながり、先生たちが「教員本来の業務に専念できる」ことに、大きな意味があります。
こんな形で、先生たちの仕事が、より子どもたちに向けられるようになってもらいたいですね。