昨日は屋上での水遊びだけでなく、お昼寝が終わってからは、模造紙を3枚ほどつなげて、子どもたちがそこに「自分が住むまち」をテーマに、クレヨンで絵を描きました。学校があって、駅があって、お店もあります。大人も子どもも、笑顔で元気な人が描かれていました。なかなかの大作です。
さて、突然ですが・・・「蛍」を最近見ましたか?
実は、昨夜「ホタル舞う・・・」を体験しました。保育園のあるさいたま市西区のとなりに、上尾市があります。上尾天文台で天体観測をして、ホタルを見ようと保育園が終わってから出かけました。残念ながら、夕方以降曇り空となり、天体観測会は中止となってしまいましたが、その分、蛍が出迎えてくれたのです。
上尾天文台の隣にある公園に、地元の団体が「ホタルの里」を作り、ホタルが舞う自然を取り戻そうと活動をしています。蛍と言えば、夏の風物詩と言われますが、すでに5月から、光を放ちます。
昔の田園地帯では、ホタルが舞っていたとよく言われますが、昔とは、いったいいつ頃でしょうか?もちろん、地域によっては、今でも蛍が自然の中で舞う場所もあるのでしょうが、私が住む東京近郊の埼玉県では、すでに、子どもの頃からホタルが舞う姿など見たことがありません。ざっと、50年以上前には、見られなくなったのでしょう。
蛍の光は、人々の心をとらえますね。今では、全国のあらゆる場所で、このようなホタル復活の活動が行われています。この春、二人の卒園児が入学した小学校は「蛍の飼育」が有名で、地域のボランティアやPTAと学校と子どもたちがタッグを組んで、毎年7月に、鑑賞会を開いています。
ただし、このような活動も、どうしても、小屋の中での飼育がメインとなるので、「金網越しにホタル見物」となったりします。野坂昭如さんの小説で、アニメ映画にもなった「火垂るの墓(ホタルのはか)」のように、眩しいくらいのホタルの光を見るのは、難しいですが、昨夜見たのは、自然に近い環境に、数十匹のホタルが舞っていました。
幼虫時代をきれいな清流で過ごすホタルなので、幼虫の時は、小屋で過ごすのですが、そこから飛び立ったホタルが、前を流れる小さな川を飛び交います。ホタルの里の関係者に伺うと、飛んでいるのはヘイケボタルだそうで、来年は、100匹ぐらいが舞うようになると言っていました。
そして、驚くべきことに、私の手のひらにホタルがとまったのです。そして、ピカピカと小さな光を点滅させます。もちろん、ホタルを手のひらにのせたのは、生まれて初めての経験です。久々に、感動のあまり言葉を失ってしまいました。(笑)
この素敵な光景を保育園の子どもたちに見せたいと思います。今年度の保育園の行事では、「夏まつり」を雨に降られないように、梅雨明けの8月5日に変更したので、「ナイトツアー」がありません。ここは近いうちに「特別ナイトツアー・・・ホタル舞う・・・子どもたちも舞う・・・ついでに天体観測もやっちゃおう!」を企画しなければ・・・と思った次第です。
保護者の皆様・・・行きたいですか?