昨日のさつまいもに続いて、今日の寺子屋では、屋上ファームにトマトの苗を植えました。夏の屋上プールでは、準備体操が終わると、プールではなく、バケツを持ってトマト畑に向かう園児が出てきます。ミニトマトを収穫して、プールで遊びながら食べるのです。
自分たちで収穫したばかりのトマトを食べるので「おいしい!」だけではありません。多くのミネラル、リコピンなどを吸収し、熱中症対策にもばっちりです。保育園では、この5年間で、熱中症になった園児はゼロですし、貧血でフラフラもありません。真夏でも、子どもたちはトマトを食べる習慣があるので、そんな効果になっているようです。
今日は、ミニトマト2種類各6本、中玉トマト6本、大玉の桃太郎トマト6本の合計24本を植えました。ミニトマトは、子どもたちが一番食べやすく人気です。中玉は、最近ブームになっており、ミニトマトでは物足りない園児には食べごたえがありそうです。大玉は、「やっぱりトマトは大玉を丸かじりか、スライスして冷やしトマトでしょ・・・」という保護者へのお土産用です。
まだスペースがあるので、トマトでも他の野菜でもいいのですが、珍しい苗を探して植えたいと思っています。遊び心ですね。(笑)
さて、子どもたちが苗を植える時は、実は、ほとんど無口になります。土と向き合う時には、大人と同じように、心もあらわれているのかもしれません。畑仕事に慣れない園児は、手が土で汚れることに抵抗を覚えるのですが、これも、まわりの園児の影響で、だんだんと平気になっていきます。
トマトを植え終わった後、「これで、プールの時はトマトを好きなだけ食べられるよ!」と言うと、「やった!食べるぞ!」の歓声の中に小さな声が混じっていました。「ぼく・・・トマト苦手なんだよ・・・」という兄弟の声です。
しかし、この兄弟が、トマトを平気で食べられるようになるのも、時間の問題かもしれません。自分で植えた苗、そして収穫したトマト・・・買ったトマトとは、付加価値が何倍も違いますね。(笑)
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