今日は、今年度に入って、初めての避難訓練を行いました。4月からの新人園児もいますので、今日の設定は、サイレンの音を鳴らし、「イオン店内で火災発生!・・・火事です!火事です!」と言って、子どもたちを保育園のある3階から1階へ誘導する内容です。職員が、0歳1歳児3人をおんぶ・だっこ・抱えて階段を降ります。3歳児以上は、手をつないで園長と1階へ進みます。1、2歳児は、吊り輪のロープで移動します。
今日のところは、子どもたちは、緊張感もなく、楽しんで階段を降りる姿が目立ちましたが、訓練は繰り返しの刷り込みです。保育園のあるイオンで、火災や大きな地震がないことを願いますが、子どもたちの命を守るために、職員も課題と対策を話し合います。
さて、今日は、「学校教育への挑戦状!」ということで、先日、群馬県前橋市で「みらいSeeds(シーズ)」という学び合いの学習塾(学童保育兼)を立ち上げた、元校長先生の話です。
イエナプラン(オランダの異年齢の教育プラン)の勉強会で、知り合った元校長先生です。元校長先生は、もちろん今までは、前橋市内の小学校や中学校の校長先生をし、教育委員会でも仕事をしていました。しかし、本当の意味での「学び合い」はできなかったそうです。そして、今、あらためて「学校教育への挑戦状!」を叩きつけたのです。
『インターネットで「学び合い 塾」とか「学習塾 学び合い」と検索をすると、大手の学習塾はもちろん、たくさんの塾がヒットすると思います。しかし、それらの塾は、形だけグループ活動を入れて、今、はやりの「アクティブラーニング」をうたいながら「学び合いをしています」というスタイルをとっているように思います。しかし、実際には、教師が何かを教えて子供たちが必死にそれを覚える、という基本的なスタイルは変わらない場合が多いことでしょう。
しかし、私がやろうとしている塾は、本当のホンモノの「学び合い」の授業を行います。まだまだ、私は十分にその理論や実践に関して理解し切れていないことがあり、もっともっと私自身が勉強しなければならないのですが、ベースにある「協働的な学び(共同的な学びとも)」を実践しようとする学習塾は、おそらく全国的にも大変珍しいでしょうし、県内では完全に初めてだろうと思います。
そして、もう一つのベースになっている「イエナプラン教育」(こちらも、まだまだ勉強不足ではありますが)の理念・手法を取り入れた塾も県内では初めてのものだろうと思います。全国的には、いくつかあるようですが。
「イエナプラン教育」はほとんどの学校の先生方は知りませんから、学校に取り入れられることはまずありませんが、「学び合い」についてみてみると、実はさきほどの「学び合い」をうたっている学習塾とほとんど同様な状況が、ほとんどの学校に当てはまります。
「学び合い」といいながら「学び合っていない授業」、「話し合い」といいながら「話し合いではなく、意見を言える子が自分の考えを発表しているだけの授業」というのが実情です。「旧態依然」の学校現場の授業への「挑戦状」くらいの気概で、この塾をやっていきたいと思っています。そして、私の塾から、子供たちの中に本当の学びがうまれる様子を発信していきたいのです。』
以上、元校長先生の熱い思いです。ホンモノの学び合いは、ホワイトきゃんばすの寺子屋でも永遠の課題です。元校長先生にエールを送りながらも、学んでいきたいと思っています。
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