「遊び」と「仕事」の線引きや、バランスのとり方などは、個々のやり方があるでしょうが、「遊び」がまったくないといけませんね。車のハンドルには、左右のハンドルを動かしても車軸に影響しない「遊び」がありますね。それがないと車の走行はぎこちないものになります。
「遊び」は、人間にとっては不可欠なもので、仕事を含む様々なストレスを解消してくれるだけでなく、アイデアを練ったり集中する時間を作るためにも必要ですね。
しかし、学校の先生は、年々の業務の多忙化から、「遊び」が減ってきているようです。「社会生活基本調査」の「私の趣味・娯楽」で、平成23年と10年前の平成13年を比較したデータが出ています。美術鑑賞が50.6%から35.8%、映画鑑賞が54.8%から51.5%、趣味としての読書が78.9%から69.4%、海外旅行が19.4%から14.4%とそれぞれ激減しています。
これは、先生に限ったことではありませんが、仕事一色の生活では、悲壮感やら息詰まった感がいっぱいで、いい仕事ができませんね。
私のモットーは、今でもサラリーマン時代も変わりません。
「仕事の中に遊びがあり・・・遊びの中に仕事がある・・・」というスタンスで、仕事に取り組み、プライベートでも活かします。保育園では、仕事の中に遊び心がなければいけませんし、実際に子どもたちと本気で遊んでいます。(笑)また、プライベートで出かけた時にでも、新たな発見があれば、仕事に活かせるのでは?・・・と、一瞬ですが仕事モードになります。
もちろん、オンとオフのけじめをつけるという考えもあるでしょう。当たり前ですが、人それぞれのやり方があり、答えは1つではありません。ただし、「遊び」が必要であることだけは確かです。
しかし、学校の先生は、「先生が遊んでいるなんて・・・」と見られることが多くて、大変です。子どもたちに「人生を楽しむ」ことを教えるのに、「遊び」がない先生ではいけません。夏休みなどの長期休暇中は、先生から黒板とチョークの世界から解放してあげたいものですね。
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