卒業式の涙の裏では・・・

ホワイトきゃんばすの卒園式は、少人数のほのぼの卒園式ですので、当日にどんなハプニングがあろうとも、出席する保護者からは、あたたかく見守っていただきます。しかしながら、小学校、中学校の卒業式となると、涙の裏には、様々なハプニングがあり、対応する教頭先生はじめ職員の奮闘があるのです。

 

私が、小学校の卒業式に来賓で出席した時の事です。応接室で校長先生や地元の議員さんたちと談笑していると、ある保護者が怒鳴り込んできました。「卒業式プログラムのうちの子の名前が間違っている!これは、差別か?!・・・バカにするのもいい加減にしろ!」と興奮気味です。

 

当然、担任が、名前のチェックをしたようですが、チェック漏れか、パソコンでの入力ミスかも知れません。人がやることですので、完全ではありません。

 

結局、保護者に謝罪し、プログラムを刷り直すことになりました。卒業式は30分遅れでスタートしたのです。

 

ある中学校では、保護者から、こんなクレームもありました。「うちの子・・・やっと風邪が治ったばかりなんです。卒業式の時間を短くしていただけませんか?」「体育館は寒いので、もっと暖かい場所に変えてくれませんか?」また、式後は校門の外に花道を作って卒業生を送り出すのに、「卒業式だからといって、通行人に迷惑を掛けてよいのか。3年間、何を教育させてきたのか?!」といったクレームも・・・

 

ほとんどの人が、逆に、呆れてしまうクレームですが、これらの対応のほとんどが、教頭や副校長が矢面に立ちます。

 

卒業生や保護者の涙の裏では、別の意味で泣かされる職員がいることをお忘れなく・・・