チャイムの音づくりに挑戦

卒園式の感想などが、今日の連絡ノートにたくさん綴られていました。今回の卒園式には、寺子屋在園児の保護者も出席していただきました。卒園児3人に、自分の子どもが、日頃から遊んでもらったり、勉強を教えてもらったり、お世話になっているので、共に、門出を祝ってもらいました。

 

園児のリーダーとして、誰からも頼りにされている6歳女の子が、卒園式で号泣してしまいました。在園児の保護者のほとんどが、つられて泣いてしまったそうです。ここ3年では、3人、4人、3人と少人数の卒園児ですが、それ故に、一人一人への思いが大きい卒園式となり、卒園児も、自分が大切にされて、たくさんの思い出を感じることができたことで、涙が止まらなかったのかもしれません。素敵な事ですね。来年度は、一気に7人の卒園児となります。

 

さて、大阪市にある北津守小学校では、「チャイムが壊れました。今日から、授業開始を知らせるチャイムをブザーに変えます」と子どもたちに通達しました。(もちろん、これはフェイクです)すると、すぐに子どもたちから「イヤ!・・・音を元に戻してほしい・・・」という声が上がります。

 

ここで、「それじゃ・・・チャイムの音をみんなで作ろう!」ということにしたそうです。そして、1年から6年までが各1、2人で構成された縦割りの10グループが、チャイムの音源作りに挑戦しました。

 

まずは、教師が作成した音源を見本として「朝一番だったらすっきりするような音」「給食前だったらお腹が空いているような音」などのイメージを持たせたそうです。6年生が下学年の考えをまとめている姿も多く見られたそうです。

 

そして、今月1日から、自分たちで作った全19曲が、毎日必ず流れるそうです。自分たちで作ったメロディです。その効果か、チャイムを意識して、自主的・自律的に動く子どもたちが増えているそうです。中には、口ずさみながら歌っている児童もいるとのこと。

 

このような取り組みこそ、「主体的・対話的で深い学び」と言えますね。しかも、6学年の縦割りチームです。素敵なチームワークが生まれることでしょう。