昨日、今日と6年が経過した東日本大震災に関連する、多くの映像やコメントが目にとまります。大災害への対応、復興のあり方で、日本が世界に発信する役割。そして、やはり大きく重いテーマが、原発問題です。
原発がなくても、私たちが暮らしていける普通の世の中になればいいと、多くの人たちが思っているものの、小泉元首相が得意なパフォーマンスで声を大にしても、「日本の原発ゼロ!」へ一気に加速しない理由は何でしょうか。
その理由の一つに、廃炉後の安全を確保する技術力が伴っていないことが、挙げられます。チェルノブイリ原発も数十年という月日が経過しても、安全の保障はなく、福島第一原発の未来は、不安だらけですね。
安全に廃炉を行う技術があれば、私たちの原発に対する考え方も、明確に進んでいくのかもしれません。明日の日本を担う子どもたちに、託すことにします。世界で唯一の被爆国である日本は、この問題を世界へ発信する役割も担っているのです。
さて、「ちむぐくる」という言葉を知っていますか。沖縄の方言で、「心・精神」を意味します。「あれー ちむぐくるぬ りきとーん」を訳すと、「あの人は、心のあり方が、立派である」となります。
沖縄の心と言えば、「島唄」ですね。1993年に発売された、THE BOOMの『島唄』は、150万枚もの売上を記録し、沖縄や奄美諸島で長く続く琉球音楽である「島唄」が、全国的に知られるようになったとも言えます。私も、カラオケでこの『島唄』を何百回歌ったことか・・・(笑)
その後、BEGIN、Cocco、Kiroro、夏川りみ、オレンジレンジなど、沖縄地方から多くのヒット曲が生まれました。BEGINの歌で、海人、島人を、うみんちゅ、しまんちゅと読むことを学び、Kiroroの「未来へ」は、卒業ソングのナンバーワンに挙げる人も多いですね。
この「島唄」に欠かせない楽器が「三線(さんしん)」という弦が3本ある楽器です。日本全国の民謡で弾かれる三味線の起源となる楽器です。有名なCMで浦島太郎役の桐谷さん歌う「海の声」で弾いている楽器です。
私がサラリーマン時代の会社の後輩が、奄美大島出身で、猛毒を持つハブの生け捕りの名人でもあると共に、もう一つの顔が、三線の弾き手です。彼の演奏を聴いたことがあるのですが、心に響く音とは、こういうものかと思ったものでした。
今朝、たまたま三線の音色を耳にしました。長く続いた伝統あるものは、長く続く理由がちゃんとあるのでしょう。もちろん、三線を聴いてしまったものですから、今日のランチは、沖縄料理です。今から食べに行くことにします。(食い気に走り、すみません)
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