校長先生・・・定年後の挑戦!

先日のイエナプランの勉強会に、異色のメンバーが参加しました。私も「おやじ度」で言えば、異色メンバーの一人ですが、私よりもはるかに人生の先輩です。しかも、埼玉のふじみ野駅前での勉強会にもかかわらず、はるばる群馬県の前橋からの参加です。

 

実は、昨年春まで校長先生をされていた方です。小学校、中学校の現場と教育委員会の両方を経験した先生です。彼は、高い問題意識を持ち、今の日本の教育を変えなければいけないと考える先生の一人です。校長というポジションまで経験するものの、志を十分に全うできず、定年退職となったのです。

 

彼が語る、問題点の一つは「受験制度」です。そして、知識を詰め込むことが中心の試験そのものだそうです。大学センター試験の内容が、今後大きく変更される計画ですが、元校長先生は、劇的な変化は望めないと言います。日本の子どもたちが、「覚えることばかりで、考えることをしないことに危機感を持っている」と話します。

 

そんな元校長先生の次の挑戦が、4月から「学び合いの塾」をスタートさせることです。ここでは、従来の学習塾という枠組みではなく、小中学校の異年齢の子どもたちと、先生が共に、協働的な学び合いを行う・・・という塾です。

 

この塾にも、イエナプランの考え方も取り入れるべく、参加したとのことです。考え方は、とても素晴らしい塾ですが、どれだけの保護者に伝わって、子どもたちを集めることができるか・・・簡単にはいかないことでしょう。最初は、「〇〇校長先生が作った塾」というブランド力で、子どもたちを集め、1年以内には活動内容で勝負ですね。

 

これからも、この勉強会には顔を出すとのことですので、塾の話が楽しみです。

 

ということで、先日のイエナプラン勉強会には、元校長先生に、若き熱い小学校の先生たちに、個人で塾を経営する方。高校の非常勤講師に大学の美術の先生、先日ブログで紹介した国際バカロレアの教師におやじ園長という面々が集合しました。

 

もちろん、継続的な勉強会になる予定です。