地域のコミュニティ

我が家にある「ゴールドクレスト」の木に、鳩が巣を作って、子育てをしています。保育園の子どもたちが遊ぶ屋上や、神社や寺の境内などで群れをなして飛び立つ鳩の印象は強いのですが、こうして、木に巣を作る姿は、不思議な光景です。

 

ちょうど、2階のバルコニーから観察ができるのですが、巣の中には、2匹の赤ちゃん鳩がいます。母鳩と父鳩が、交代で赤ちゃん鳩の面倒を見ます。今日は、エサを取ってきた母鳩が、口うつしで赤ちゃん鳩に与えています。

 

うちのカミさんと娘二人は、スマホで撮影したりして、大はしゃぎです。どのタイミングまで、我が家で観察ができるのか、鳩が巣立つ時はいつになるのか、とても楽しみです。

 

さて、先週の日曜日に、都内で開催された「支え合いのコミュニティがかたちづくる地域まるごとケア」というプロジェクトに参加しました。「にっぽん子育て応援団」が主催するもので、優れた取り組みの「まち・ひと・しくみ」の実践報告やパネルディスカッションでは、今後の地域コミュニティの課題や今後の展望についての議論となりました。

 

政府の大きな課題の一つとして「地方創生」があります。これは、今に始まった課題ではありませんね。地域おこしの先例では、1979年に当時の平松大分県知事の「一村一品運動」が有名です。また、1988、89年に、「ふるさと創生事業」として、竹下登主相が、全自治体に一律1億円を交付したこともありました。

 

そして、現在では、移住の受け入れに積極的な自治体が増えてきました。「ふるさと納税」で得たプラスの税収を財源に、子育て支援を強化し、若い世代の転入に成果を上げている自治体もあります。移住する上で一番の不安や懸念は、働き口が見つからないことです。就労支援の中には、地方で農業をしたいという若者世代への就農支援も増えてきました。農家の高齢化に伴う、後継者問題も、地方の大きな課題でもあるからです。

 

今回のプロジェクトは、地方の産業の成功例の紹介ではなく、「人と人との支え合いのコミュニティ」で、優れた取り組みの例の報告がありました。自分が住む地域のために、人のために、素晴らしい取り組みをしている人々のコミュニティがありました。私は、観客席で聴いているだけですが、まさに感動ものです。

 

具体的な内容については、明日につづきます。