小学校でのプログラミング授業

今日は、穏やかな晴天となり、子どもたちは、ファームのブロッコリーの収穫に夢中となりました。食品スーパーで売っているような、こぶしのような大きなブロッコリーではありません。すでに、その部分を収穫したブロッコリーは、脇芽からミニサイズのブロッコリーを量産するのです。ミニバケツ一杯の収穫は、明日の給食になります。

 

さて、「お仕事は何をされていますか?」の問いに、「プログラマーです」なんて、答える大人は、なんだか、カッコイイ響きですね。凡人ではできない仕事のようなイメージがあります。

 

小学校の学習指導要領が改正される、平成32年度より、本格的となるのが、プログラミング学習です。小学生が、パソコンを使って、プログラムを作る学習をするというのですから、私なんかビックリです。(笑)

 

川崎市のある小学校では、PTAの協力で、6年生がプログラムを作って、画面上に海の中を再現する授業が実現したそうです。この授業を行ったのは、校長先生でも教頭先生でもパソコンの得意な先生でもありません。保護者で、情報通信の会社に勤めるサラリーマンです。

 

子どもたちに授業をすることは、先生の得意分野ですが、プログラミング学習のような専門的な内容は、当然、その道のプロが教える方が、スキルの高い授業になるというわけです。一般のサラリーマンが講師を務める授業を行うには、学校側の理解と、多くの保護者の協力があったようですが、子どもたちが、世の中で活躍する大人と接することは、「仕事」を考えるいい機会にもなりますね。やがて、子どもたちは、大人になって、いやでも仕事をするのですから、学校の先生以外の大人からの影響も、大いに受けてもらいたいですね。

 

今回の授業は、プログラム作りにとどまりません。講師が「物と情報の違い」について、子どもたちに語り掛けます。「物は人にあげたらなくなります。情報はコピーできます。危険な部分があることを知ってほしい」と話したそうです。先生が話すよりも、説得力がありますね。

 

よく、「我が校は、開かれた学校である」と言われることがあります。この開かれるという意味は、たくさんあるでしょうが、これからは、公教育の場に、民間企業に勤める社会人が進出することもありですね。「自分は何をやりたいのか?」で葛藤する子どもたちに、考える機会が広がっていくような気がします。大切な事です。