大学3年生にとっては、そろそろ「就活」という言葉が現実となってきます。すでに、活動を始めている学生も多いと思います。
私の世代の「昭和の就活」は、リクルートの電話帳のような分厚い情報誌に、企業あての資料請求のハガキがあり、興味のある会社へ片っ端からハガキを送るところからスタートしました。そして、会社訪問をし、合同説明会、人事担当の個別面談、時にはOB面談などを経て、入社試験という流れでした。
「就活」と聞いて、明るく楽しい気持ちになる学生は少ないでしょう。その背景には、働くという責任の重さや、働くのは楽ではないという気持ちがあるからだと思います。でも、大丈夫です。世の中の大人全員が暗い気持ちで、イヤイヤ働いているわけではありません。(笑)
日々繰り返される雇用に関する報道は、どうしても暗い内容が多いですが、これはあくまでもニュースです。「あの会社は問題がある」という内容の方が、「〇〇さんは楽しく仕事をしている」より、ニュースとしてのインパクトがあるからです。ニュースにならないところで、十分に楽しみながら働いている大人がたくさんいることが現実です。
私の場合は、「就活」に関する考え方をこうしました。「新卒での就職活動は、一生に一回の経験だ。それなら、人生の思い出に残るように、おもいっきり楽しもう!」です。ずいぶんと、お気軽な考えですが、(笑)それはそれは、楽しい就活でした。
面接の練習を意中でない会社で十分行ってから、本命に挑む(ごめんなさい)・・・企業のお土産、グッズを目的とする(ごめんなさい)・・・挙句の果てには、強制的に拘束をされそうになった某会社から逃走するという離れ業もありました(ごめんなさい)・・・
そして、本命の会社に就職することができ、初任給で買ったのが、ワープロでした。まだパソコンのない時代でしたので、ワープロで文字を打つ感動やフロッピーディスクに保存するする喜びを今でも、懐かしく思い出します。
こうして、おっさんになった今だから、言えるのでしょうが、あなたが、どこの会社に就職するのがベストかどうかの、「答え」なんてありません。むしろ、就職してから、ずっと、あなたの「答え」探しが続くのです。人生なんて、どう転ぶかわからないくらいの気持ちで、就活を楽しんでもらいたいですね。
そして、仕事をする大人あなたは、子どもたちに、仕事の楽しさを教えてください。未来を担う子どもたちが、仕事をすることがワクワク感じるような、そんな気持ちになってもらうのは、私たち大人の役割です。
あれっ?誰かさんの「一杯のチョコレート・・・」の本に書いてありましたね。(笑)
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