今日は、節分ですね。保育園では、子どもたちが、それぞれ手作りの鬼の面をつけて、広い屋上で、思う存分「豆まき」を楽しみました。個性的な鬼が屋上に集合です。職員が、グロテスクな被り物の鬼に変身・・・小さい園児が泣いてしまうのでは?と思ったものの、まったく平気です。逆に、子どもたちの、「鬼は外!」の豆攻撃で、逃げ回っていました。(笑)
さて、子どもたちにとっては、節分行事は「豆まき」となるのですが、大人にとっては、すでに「恵方巻」にシフトしているのが現実です。
2011年には、節分行事で何をした?の調査で、「豆まきをした44%」に対して、「恵方巻を食べた48%」と、ついに、豆まき行事が、恵方巻を食べる習慣に負けてしまったのです。
もともと、恵方巻は、1998年(平成10年)に、セブンイレブンが全国販売にあたり、商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」を採用してから、2000年以降に急速に広まったそうです。それ以前には、「丸かぶり寿司」「節分の巻き寿司」「幸運巻き寿司」という名称はあっても、「恵方巻」と呼ばれていたという文献は、いっさい見つかっていないそうです。
まさに、古代中国から弥生時代に我が国に伝わったとされる、歴史ある「節分」行事が、いつの間にか、豆まきではなく恵方巻を食べる習慣へとシフトし、挙句の果ては、その「恵方巻」という名前は、2000年以降のでっち上げなのです。(笑)
しかし、そんな、でっち上げの「恵方巻」は、今では市場規模が540億円とも言われています。
一年で一番すしが売れる日は、ちらし寿司を食べるひな祭りではなく、年末年始の需要でもありません。そう、2月3日の節分なのです。
どうですか、それでも、あなたは、この時とばかりに、値段が上がる「恵方巻」を食べますか?それとも、手作りをしますか?恵方巻の縁起は、果たして本当に信じていいものか?疑ってみたくなりますね。(笑)
でも、1年に1度の節分ですから・・・自分のやり方で、過ごすのがいいですかね。
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