横綱 稀勢の里

昨日は、ある講座を受講していました。志の高い学校の先生たちや、問題意識の高い行政関係者らがざっと150人集まりました。

 

「リステルズ直子氏×苫野一徳氏とイチから考える公教育」という内容です。

 

リステルズ直子さんは、日本イエナプラン教育協会特別顧問という肩書ですが、1996年よりオランダに在住し、イエナプランと言う、保育園ホワイトきゃんばすの理念の参考にさせていただいた教育プランを日本につなげた方です。苫野さんは、現在は熊本大学准教授で、教育哲学者として活躍されている方です。

 

この二人のほかに、伊豆大島の「つつじ小学校」の青山先生、日本のイエナプラン校とも言える、「きのくに子どもの村学園」卒業生の古賀さんらもパネラーとなり、充実の学びとなりました。「公教育」とは、公立の学校という意味ではありません。公立、私立、義務教育含めた、日本の教育と考えてください。

 

この講座の内容は、今週、何回かに分けて、ブログの中で紹介させていただきます。

 

さて、今日の話題は、何と言っても「稀勢の里」でしょう。本日の横綱審議委員会で満場一致で推薦されたそうですので、25日には、正式に「横綱 稀勢の里」が誕生します。

 

1998年に3代目若乃花こと「お兄ちゃん」が、横綱になって以来、日本出身力士の横綱誕生は19年ぶりということになります。これで、春場所は4横綱ということになりますね。

 

優勝次点が、12回というのは、もちろん最高記録です。

大関昇進後、31場所での優勝も、歴代で最も遅い記録となりました。

何より、昨年は、年間最多勝記録を獲得し、ふつうなら称賛されるところなのに、優勝ゼロで年間最多勝など前代未聞と記録にミソが付くありさまでした。

 

また、私の記憶では、横綱挑戦は過去に6回はあったと思います。そんな、長い時間と苦労と辛抱を重ねた末の優勝であり、横綱昇進なので、理屈抜きに「おめでとう!」と言いたいですね。

 

「腐らず我慢してやっていれば、必ずいいことがある」という教えの通り、相撲の神様はちゃんと見てくれていたのです。横綱になった稀勢の里の活躍を今から楽しみでなりません。