図書館で「福袋」

福袋と言えば、百貨店や専門店の初売りの目玉です。福袋で売上構成比のほとんど稼ぐところも多いですね。

 

考えもつかないような、意外な福袋がありました。東京都練馬区の公立図書館では、「本の福袋」を年末年始にかけて貸し出したそうです。えっ・・・どういうこと?と思ったことでしょう。

 

最近は、中身が見える福袋が多くなってきましたが、「本の福袋」は、中身が見えない袋の中に、「家」「食べ物」「仕事」「わくわくどきどき」などのテーマに関係する本が入っているそうです。図書館の司書が袋詰めをしたそうですが、利用者は、どんな本が入っているかは、後でのお楽しみという演出です。

 

私たちが、本屋に立ち寄る時は、買う本が決まっている場合もあれば、何気なくうろうろして、気に入った本を購入することが多いですが、テーマは自分の好みとは言え、「普段、まず手に取らないような本」との出会いがあるかもしれません。

 

最近は、本を読まない子どもたちが増えていると言われていますが、こんな「本の福袋」がきっかけで、あらたな本と出会い、本が大好きになる子どもたちが増えるとうれしいですね。

 

図書館だけでなく、一般の本屋さんでも、やり方次第では「本の福袋」が、ヒットするかもしれません。定価販売が原則ですので、まとめて安くという考えでなく、「素敵なテーマ」と「素敵な本」をいかに組み合わせるか・・・「ここの本屋さんのチョイスはすばらしい」となれば、ふらり本屋を訪れるお客さまには、いいかもしれませんね。

 

さて、「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」の一冊も、「子育て・・・」「親育ち・・・」「生き方・・・」「本当の幸せ・・・」などのテーマの「本の福袋」に入れてもらって、多くの人に読んでもらえればうれしいですね。(すみません・・・また宣伝となってしまいました)