プランタン銀座

今日の子どもたちの話題は、サンタクロースからもらったクリスマスプレゼントの事でもちきりです。もちろん、誰一人サンタクロースは見ていません。(笑)

 

エイプリルフール以外に、大人が何のためらいもなく「夢のあるウソ」をつけるのが、クリスマスの時ですね。

 

さて、話は変わりますが、年内限りでなくなってしまうものは、今年もたくさんあります。国民的なレベルでは「SMAP」ですね。また、フォークの聖地と言われた、静岡県掛川市の「つま恋」野外ステージも閉鎖されてしまうそうです。吉田拓郎、かぐや姫とフォーク世代だけでなく、音楽ファンにとっては、残念な出来事です。

 

そして、今日の話は「プランタン銀座」です。1984年に「パリのおしゃれなデパートが銀座に上陸した・・・」と話題になった、働く女性がお客様の多くの占める店です。残念ながら、年内に閉店し、改装後、来年3月に「マロニエゲート銀座」として再スタートします。

 

今では、夜の8時や9時に閉店する百貨店が当たり前ですが、プランタン銀座は、1986年に閉店時間を夜の7時にして、働く女性が帰宅途中に、ゆっくりと買い物ができるようにしたのです。これを機に、他の百貨店が6時閉店から7時閉店に追随します。

 

あの「ボージョレ・ヌーボー」も開業当初から扱い、地下の食品売り場では、ティラミス、ナタデココ、パンナコッタといった海外スイーツの販売で、ブームの火付け役にもなりました。私も営業マン時代は、銀座を歩くときは、必ずプランタン銀座の地下をチェックしたものです。おいしいパン屋さんもありました。

 

今や、初売りでは当たり前の「福袋」ですが、中身を見せ、その年らしさをアピールするというユニークな手法も、プランタン銀座が初めて行ったそうです。とにかく、働く女性の共感を集める品揃えだったり、画期的なアイデアだったり、常に楽しいデパートと言うのが、私の感想です。バレンタインセールの時には、1Fに特設コーナーができるのですが、ここのステータスは、業界でも注目が高かったことを懐かしく思います。

 

年末・・・こっそり、覗いて見ようかと思っています。