ホワイトきゃんばすでは、今日の当番となる寺子屋園児は、インタビュー形式で、園児全員の前で、スピーチをします。「昨日の日曜日は何をしていましたか?」「サンタクロースにはどんなプレゼントをお願いしますか?」などなど・・・ねらいは、みんなの前でも堂々と話ができるようにするためです。
保育園の場合は、先生から突然出された質問をすぐに頭で考えることが求められます。テーマを決めてスピーチをするというレベルまではいきませんが、広島県にある河内中学校では、全校朝会で、生徒が「全校スピーチ」をするそうです。
全校スピーチには、大勢の前で話す力がつくだけでなく、話すために、内容を吟味して、情報を集めなければいけませんね。中学生になれば、それなりの内容が求められます。また、いくら内容が充実していても、全校生徒を相手に聞いてもらうために、話し方も工夫が求められます。声の大きさや間の取り方などです。
この中学校では、1回の朝会で、「3年→2年→1年→3年」の順で、4人がスピーチをするそうです。3年生の最後のスピーチは、「仲間や後輩にぜひ伝えたい事」がテーマで話をするとのこと。どうですか、3年間の中学生活を後輩たちに語るには、事前準備や内容の吟味など、軽いノリのスピーチというわけにはいきませんね。
聞き手の生徒たちは、ただ、スピーチを聞いておしまいではなく、スピーチ後は、全校生徒が感じた事などを評価カードに書くそうです。評価カードの抜粋は掲示されるそうで、生徒たちは、その後の参考にするそうです。
世界と比較すると、奥ゆかしくて、恥ずかしがり屋の日本人が、一番苦手と言われている「人前で堂々と話をすること」・・・。この中学校の取組みは、生徒たちに、度胸と、追い込まれた時の開き直りなど、たくさんの力を与えてくれそうですね。
保育園の朝のインタビュー形式のスピーチも同じです。(笑)
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