聴き慣れない言葉かもしれませんが、日本語では、大衆民主主義や人民主義と言われます。政治活動家や革命家が大衆の一面的な欲望に迎合して、大衆を操作する方法を指し、大衆迎合主義とも言われます。
今年、世界で起きた政治的な「大どんでん返し」を2つ挙げるとすると、イギリスのEU離脱選挙で、賛成が過半数を占めた事と、先日のアメリカ大統領選挙でのトランプ氏の勝利となるのでしょう。
一部の政治評論家は、もう一度投票をやり直したら、間違いなく違う結果になると、本気で言います。その理由は、冷静に、長期的な国の在り方を考えれば、一時的な大衆操作とは違う結果になるという考え方です。しかし、やり直しの選挙は、仮設でしかありません。イギリスはEUから離脱し、2か月後には、正式にトランプ大統領が誕生するのです。
先日、前の会社の仲間と沖縄料理の居酒屋で、オリオンビールを飲みながら、ボリビアの旅の土産話で盛り上がっていました。彼は、毎年1回は、普通の人が行かないような、マイナーな世界を旅しています。ちなみに、今年の保育園からのハロウィンパレードのお菓子は、彼からプレゼントされたチョコレートです。
ボリビアは、南米にありながら、サッカーが弱い国です。有名なのは、「ウユニ塩湖」ですね。若い女性なら、360度真っ白な地平線の絶景を知っている人が多いと思います。彼は、世界の辺境を旅する中で、日本人との違いや旅先で知り合う、もっとコアなツーリストから、世界の様々な情報を得ています。うらやましいライフスタイルです。
私の体が2つあるのならば、1つは「おやじ園長」として子どもたちと過ごし、1つは、ずっと世界を放浪していることでしょう。(笑)
世界には、宗教だけでもすごい数があり、〇〇主義のような政治的考えも、もっと個人的なライフスタイルでも、それぞれが、自由に考えて、行動することができます。しかし、自分とは違う考え方を持つ人に対しては、「理解する」というスタンスがなければ、敵対するという感情となり、最悪は「戦争」につながっていきます。
1つの国が、自分の国の利益の追求だけを考える世の中は、決していいことにつながらないのは、いままでの歴史が教えてくれているのですが、私たち人間は、完全ではありませんので、時には、同じ過ちを繰り返すこともあります。
保育園の子どもたちには、大人になって、大衆操作に簡単に動かされてしまうことのないように、自分で考えて、自分の答えを出せる大人になってもらいたいですね。私には、世界を変えるような大きなことはできませんが、保育園の子どもたちには、こんな影響を与えられるように・・・と思う次第です。
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