本日も、メディアは、トランプ氏の報道一色です。大統領になるまでと大統領になってからは、当然立ち位置が違うので、行動も変わるのが人の常ですね。2か月後にトランプ氏が大統領としての仕事をスタートしてから、あーだこーだ言うことにしましょう。(笑)
今日のブログは、そんな世界情勢とは全く関係のない、日本最北の動物園・・・そう、「旭山動物園」の話です。
今から、8年前の北京オリンピック・・・上野投手が活躍した女子ソフトボールで、日本が金メダルを獲得した瞬間、私は、当時小学生だった、長男と次女の3人で、「旭山動物園」を楽しんだ後に、札幌から、寝台急行「はまなす」に乗っていました。
電車に乗ることが好きな子どもたちのために、超ハードな計画を立てました。3連泊の夜行列車の旅です。大宮から「ムーンライトえちご」に乗って、早朝新潟に到着すると、日本海を青森に向かいます。青森からは、寝台急行「はまなす」で、翌朝札幌着。そして、旭川の「旭山動物園」で1日を過ごし、札幌に戻り、また、寝台急行「はまなす」で、翌朝、青森着。そして、今度は、太平洋側を鈍行列車で、大宮に帰ってきました。
今では、「ムーンライトえちご」も「はまなす」の夜行列車も廃止でありません。3泊4日をほとんど電車に乗りっぱなしのハードな旅でしたが、子どもたちと楽しく過ごしました。そして、3連泊夜行列車の旅と、旭山動物園と北京五輪の女子ソフトボール金メダルの3つがセットで、今でも素敵な想い出です。
最北の動物園でありながら、昨年度の入園者数は、152万人と、上野動物園、名古屋にある東山動物園に次いで、第3位です。人気の「パンダ」や「コアラ」もいません。しかも、かつては、入園者数が年間26万人迄に落ち込み、閉園の危機にあったことは、有名な話です。
それが、「動物との距離が圧倒的に近い動物園」として少しずつ生まれ変わっていったのです。冬場のペンギンの散歩や空をペンギンが飛ぶように見える水槽のレイアウト、動物のエサやりを見せる「もぐもぐタイム」など、見どころが沢山あります。最近の動物園は、この旭山動物園の影響を大きく受けています。
「動物を可愛いではなく『スゴイ』と思ってもらえたらうれしい」というのが、旭山動物園の考えです。そして、園での様々な企画は、職員たちのアイデアで実行されているそうです。ガイドやポップの内容は、動物を「擬人化しない」「尊厳を傷つけない」「人間の価値観に当てはめない」という3つモノサシさえ守れば、いちいち園長に途中経過を報告することなく、進めるそうです。職員同士の信頼関係も深いようです。
動物園や水族館の存在自体を「ヒトのエゴ」という人もいますが、ここは、子どもたちが生き物に身近に接することができる場所として受け止めて、いつまでも夢がある場所であって欲しいですね。
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