突然ですが、あの国民的漫画「サザエさん」のお父さん、磯野波平さんは、何歳の設定だと思いますか?「サザエさん」は、60年以上続く漫画ですが、ご存知の通り登場人物は、年を取りません。
私は、子どもの頃は、波平さんは、かつお君のおじいちゃんで、70歳は超えていると思っていました。実は、波平さんは、かつお君の父で54歳の設定だそうです。ビックリしましたか?作者の長谷川町子さんは、波平さんを特別に老け顔にしたのではなく、当時の50歳半ばの標準的な男性を表現されていたのでしょう。
当時(60年以上前)の男性の平均寿命は、63歳でした。それが、現在の平均寿命は、男性は80.79歳で世界3位。女性は87.05歳で世界1位なのです。この50~60年間に、日本人の長寿が大きく進んだということですね。
さて、今日の話は、睡眠のハナシです。もちろん、幼児の睡眠です。保育園では、連絡ノートに、何時に寝て何時に起きたかを記入してもらうのですが、ママたちは、意外と正直に23時に寝たと書いてきます。
もちろん、早寝早起きが子どもの健康には、いいことは分かっているのでしょうが、「なかなか寝てくれない」「パパが返ってくると大騒ぎ」ということが多いようです。今日は、具体的なリスクを書きます。
睡眠時間が少ないと、肥満のリスクが2倍。記憶力も低下。そして、将来の脳の発達に悪影響が出る。睡眠を十分に取ると、免疫力や抗酸化作用を高めるメラトニンが分泌され、骨や筋肉の成長を促す。「寝る子は育つ」は、医学的にも本当のこと。電子機器のブルーライトは、メラトニンの分泌をストップし、体内時計を狂わせる。部屋を暗くして静かな環境を作ることが大切。テレビはもっての外。
3歳から5歳の子どもに最適な睡眠時間は、1日10~13時間だそうです。これには、お昼寝の時間も含まれています。保育園なら、お昼寝を2時間する子は、夜9時に寝て、朝の6時に起きても、適正な睡眠時間は確保されることになります。また、お昼寝は、夜の睡眠時間に比べて3倍深い眠りが得られるそうです。
世界で、一番長く子どもが寝ている国は、ニュージーランドで平均で約13時間だそうです。1日の半分以上寝ている計算です。日本は、11時間半で、調査をした17か国中最下位だそうです。
こうして、「子どもの睡眠時間を確保しよう!」と言うのは簡単ですが、なかなか難しいですね・・・でも、あえて、「寝る子は育つ」を忘れないで、パパママがんばってください。
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