内閣府は、「男女共同参画社会に関する世論調査」を発表し、女性の就業について「子供ができても続ける方がよい」と考える人が54.2%と、1992年の設問開始以来初めて半数を超えたそうです。
調査は、今年8~9月に18歳以上の男女5000人を対象に実施し、3059人から回答を得たそうです。これが、子どもを持つ母親だけで集計したら、54.2%を大きく上回る数字となることでしょう。
ちなみに、1992年最多だった「子供ができたら辞め、大きくなったら再び就業を持つ方がよい」は、26.3%で過去最低となり、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」の考えに反対する人も54.3%と5割台に上昇したそうです。
ホワイトきゃんばすのママの中には、「私から仕事がなくなるなんて考えられない。専業主婦という選択肢はありません」という考えもあれば、「子どもの成長には、保育園での集団生活が必要・・・子どもを預けている間、週3回程度の無理のない仕事をします」と、仕事への強い執着はないママもいます。
当たり前ですが、色々な違う考えがあっていいことですし、1つや2つの「こうあるべきだ」は、女性が働くことへの答えではありません。また、これも当たり前ですが、子供を出産することは女性しかできませんが、子育ては、母親が100%担うことではありません。母親、父親ともに、「子育て」「仕事」「家事」「その他」にかかわり、夫婦で決めるのは、バランスをどうするかということです。
保育園では、朝の登園時や帰りのお迎えに、多くのパパがやってきます。10年前では、こんな光景は、珍しい事だったでしょう。働く女性の増加や育児との両立への意識の高まり、男性の子育てに対する意識の変化が、当然背景にあります。
子供を持つ女性が、今の仕事が、やりがいがあり、自分にとって、生きる糧になっているのであれば、「仕事を続ける環境」を中心に、ライフスタイルを組めばいいでしょうし、今の仕事が、自分が目指すことにはつながらないと考えるのであれば、「子どもの成長にとって一番の環境」を中心に、ライフスタイルを組むことになります。
「なんか・・・子どもができても働くのがトレンドだから・・・私も働くわ・・・」なんて言うママはいないと思いますが、ママは子育てを含めて、自分の人生は自分で考えてもらいたいし、夫は、そんな妻の考えを尊重し、夫婦の役割バランスをベストなラインに設定できるようになればいいなぁ~と、夫婦の理想論を考える私です。
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