いよいよ平成28年度の運動会となりました。天気は、曇りです。会場の西文ひろばグランドは、日影がありませんので、お日様は顔を出しませんでしたが、競技で走り回る園児たちにも、応援する保護者にとっても、一番いいコンディションです。今年度のテーマは「宇宙」です。
そして、うれしいことに、33名の園児と、この春卒園した小学校1年生4名の全員が出席です。卒園児の競技も今回の運動会から導入しました。5歳男の子1人に、パパママジジババ2人ずつの6名が応援ということもあり、応援席には、ざっと80人の園児たちを見守る熱い視線となりました。
緊張の「園児入場」です。年長の3人のリーダーが、3方向から他の園児を引き連れて行進します。0、1歳は、ママと一緒の入場です。ここでの見せ場は、「選手宣誓」です。「せんせい!たのしんでがんばります。おうえんおねがいします」このセリフは、子どもたちが考えました。楽しんでがんばるというセリフは、まさに、今日の運動会の目標でもあります。
年長園児3人の息がぴったりの素晴らしい「選手宣誓」となりました。来春、小学校に送りだす子どもたちですが、成長を大きく感じた瞬間です。
競技種目①は、「みんな元気にヨーイドン」の徒競走です。これは、全園児が走ります。ただのかけっこですが、練習では、欠かさず行った競技です。目的は「勝つこと」と「負けること」を経験することです。3歳児以上の寺子屋さんの中には、練習でも、勝った、負けたで一喜一憂し、時には号泣する園児もありました。
子どもたちの練習からのストーリーを知る先生たちにとっては、本番の勝ち負けも、とても重みがありました。
競技種目②は、「ジャンプロケット」です。ロケットのイラストの入った麻袋に、園児が入り、ピョンピョン跳ねて前に進む競争です。これは、大人がやってもバランスを崩して転んでしまうほど難しいのですが、今日の子どもたちは、いとも簡単にやってのけました。これも、練習の賜物です。勝利目前のゴール前で転倒、逆転負けの園児の涙が光ります。
競技種目③は、「星を集めよう!」です。これは、異年齢の園児たちが、2人1組となって、タンカで星を集めるリレー競争です。6歳と2歳、5歳と3歳といった組み合わせですので、大きい園児の速いペースでは、小さい園児がついていけません。保育園で、いつも行っている「大きい子が小さい子を助ける」姿を本番でも見せてくれました。
競技種目④は、前半戦の山場となる「サーキットレース」です。寺子屋園児のガチレースです。「おたまでボール競争」→「宇宙ボードへ流れ星を投げる」→「三輪車激走」→「マットで前転」→「一気に駆けぬけゴール」という競技内容です。足が速いだけでは勝てない競技だけに、本番でも番狂わせが起きました。そして、三輪車が苦手な4歳男の子・・・練習では、途中であきらめて、投げてしまうのですが、今日は、最後まで頑張りました。その姿に胸を打たれます。
ここまでの、4種目・・・実は、3歳児以上の寺子屋園児は、すべての競技に出場しています。応援する保護者にも、休憩時間はありません。子どもたちの体力は、もちろん、練習の成果なのです。
では、後半戦は・・・明日につづく・・・
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