オープンファクトリー

明後日に迫った運動会ですが、テーマ「宇宙」にちなみ、園児たちは「宇宙ダンス」のパフォーマンスにチャレンジします。今日は、その衣装を初めて子どもたちが身に付けました。宇宙カチューシャに宇宙手袋です。

 

ダンスの途中で、宇宙カチューシャが、頭から落ちてしまったり、宇宙手袋の飾りが取れてしまったりと、ハプニング続出ですが、衣装を身につけると、子どもたちのスイッチが、オンとなるのです。本番では、どんなパフォーマンスを見せてくれるか、大いに楽しみです。

 

さて、岡山県津山市にある、津山工業高校は、高校生が商店街に出向いて、子どもたちに、ものづくりの楽しさを伝える、「津山工業高校オープンファクトリー」を行っています。

 

3年目の今年は、高校生を中心に300人が、20のワークショップにかかわり先生役となります。そして、1200人を超える子どもたちが、ものづくりを楽しんだそうです。場所は、商店街だそうです。

 

これは、単なるイベントではありません。普段は、シャッター通りと化す、地方の商店街で、高校生が活動することは、生徒自身が、地域貢献や地域の活性化について考えるという重要な側面を持ちます。さらに、自分たちが生まれ育った地域の現状を肌で感じ、「何とかしなければ・・・」と感じるかもしれませんね。

 

高校生からは、「自分たちがオープンファクトリーをすることで、商店街がにぎわうのを体感できた」「地域の活性化につながることが他に何かできたらいいなと思う。自分ができることを考えてやろうと思った」「教えることで今取り組んでいる『ものづくり』がさらに深まった」などの意見が出たそうです。

 

地方の商店街が、このイベントで、一時的に活気が出ることも大切ですが、この取り組みは、生徒が自ら地域連携や地域貢献について考え、実践しながら成長していくのでしょう。そして、この生徒たちが、都会に出ていくのではなく、我が故郷を元気にする活動を実践してくれるのでしょう。

 

地方創生の重要な仕組みの一つとして、注目したいですね。