私が営業マン時代、百貨店を巡回する中で、思わずワクワクしてしまうショップが、この「富澤商店」です。菓子やパンの材料やその道具を中心とした品ぞろえをするお店です。
今から97年前に、東京都の町田に乾物屋としてスタートした「老舗」です。おやじの私がワクワクするのは例外で、全国の百貨店、駅ビル、ショッピングセンターを中心とした64店の客層の中心は「女性」です。特に、自分でパンや菓子を作る人が多いです。今では、ネットでの売上や、全国のパン屋、お菓子屋といったプロ相手の卸業も会社の売上げを支える大きな柱になっているようです。
○○産の小麦粉・・・など、小麦粉だけで何種類もあり、ジャム、バター、様々な本格的な材料や菓子作りの道具を見ては、「自分で作ってみたいわ」という女性をとりこにします。先日、大宮ルミネの富澤商店をブラブラしていると、柏の葉や朴の葉まで売っていました。手作りの柏餅を作る人が買うのでしょう。私は、パッションフルーツ100%ジュースを発見。保育園のファームに先日咲いた赤紫のパッションフルーツの花を思い出し、衝動買いです。
富澤商店のテーマは「料理を作る楽しさを世界へ」をうたっています。つまり、今の商売では当たり前に言われるようになった、「モノを売るのではなく、コトを売る」店として、広く女性を中心に支持されているのです。
実は、3・11東日本大震災の時に、関東でも、物流網の混乱から、あらゆる店頭からパンや米がなくなりました。私は、池袋西武の富澤商店で小麦粉を購入し、家でほこりをかぶっていた、自動パン焼き機で、家族の朝食のパンを食べた思い出があります。
保育園の給食の先生もそうですが、保護者の中には、料理やお菓子作りが大好きなママがたくさんいます。子どもと一緒に、本物の材料で、楽しく料理やお菓子作りを楽しむ時間がある生活があれば、こんな幸せなことはありませんね。
親子でワクワクしながら、買い物を楽しめる店を1つや2つ・・・持っておきたいものです。
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