保育園にある、いただきもの絵本の中に、「地下鉄」という、大人の絵本を見つけました。何度も読み返してしまう、深い、深い絵本です。
閉じこもるだけの生活から
一歩を踏み出した 盲目の少女
手をのばせば そこに幸せはあるの?
遠い日の記憶へ まだ見ぬ未来へ
地下鉄に乗って 少女の旅は始まる
〝あきらめ”と〝希望”
〝悲しみ”と〝喜び”
〝闇”と〝光”・・・
交錯する様々な思いの中で
繰り広げられる 幸せを探す物語
こんなストーリーの絵本です。
風に身をまかせれば どこかに たどりつける?
飛ぶことを ためらってはいけない
落ちることを 恐れてはいけない
傷つくことが多いほど 人は強くなれる
この絵本の中で、私の好きなシーンです。絵もすばらしいのです。ここでは、絵は見せられませんので、目を閉じて、想像してみてください。
この絵本は、ジミーという台湾在住で男性の絵本作家の作品です。彼は1958年生まれですが、40歳の時に白血病で死を見つめることになります。それがきっかけで、創作活動に入ったそうです。1999年に発表した「君のいる場所」が、情緒豊かな美しい絵と優しさにあふれた文章で、大ベストセラーになります。
今では、世界中で、彼の作品は愛されています。
アニメとはまた違う、「大人の絵本」たまには、楽しんでみるのもいかがですか?
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