2005年から2015年までの10年間で、日本の産業別の就業者数の増減を示す数字を見ました。
まずは、この10年間で就業者数が増えた産業は・・・
老人福祉・介護 +96.7%
障害者施設 +83.4%
インターネット関連サービス +79.3%
児童福祉 +42%
配達飲食サービス +37.5%
ちなみに、保育園は、児童福祉になりますので、就業者は、大きく伸びている産業と言えます。
逆に、この10年間で就業者数が減った産業は・・・
たばこ製造 -48.5%
建具製造 -48.5%
出版 -27.7%
書籍・文房具 -24.2%
印刷 -22,4%
この10年間を、時代の流れを感じながら生きてきた私たちの感想としては、「そうなんだ!知らなかった!」ではなく、「やっぱり、そうだよね」と言ったところでしょうか。それは、結果論で語ることができるからです。
日本の高齢化問題と待機児童問題に、スマホの普及による通信費用の増大。お手軽ケータリングサービスの有効活用・・・その反面、喫煙=悪という風潮、紙文化の低迷などなど・・・
少子高齢化や情報化といった社会変化の影響が、はっきりと表れた結果ですね。わかりやすく言いかえれば、ヒトを相手にする産業が増え、モノを扱う産業は衰退していると言えます。
先ほども言いましたが、こうして私も評論家のように語れるのは、結果論解説だからです。(笑)
本題は、ここからです。未来を担う若者たちは、この結果をみて、どう動けばいいでしょうか。実は、10年前にこの結果を、ぴったり当てた人などいないでしょう。つまり、予測して、「この産業なら安泰だ!」と思って、就職してもはずれる可能性の方が高いかもしれません。
ならば、答えは簡単です。「自分がやりたいことをやりなさい」です。迷った時には、この考えが一番ですね。
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