昨日、5歳男の子が「園長先生・・・話をしたいんだ」というので、「何の話をしたいの?」と聞くと、「秋の食べ物を一緒に考えよう」という内容でした。「そうか、面白いな・・・じゃ、○○くん、どんなのがある?」
「ナシだよ」「そうか、果物か・・・次は、園長先生が答えるよ・・・スイカは?」少し間をおいて、「スイカは夏の食べ物だよ・・・」と、こんな感じで、園長は間違えの答えを出しながら、5歳男の子に考えさせる会話を楽しみます。
しかし、こんな楽しい会話だけではありません。5歳女の子の悩みは、少し深刻です。彼女は、週に1回ピアノ教室に通っています。
「園長せんせい・・・○○は、今ピアノが全然楽しくないの。本当は、もう行きたくないと思っているんだ。保育園の方が楽しいことがいっぱいあるから、ピアノの日を保育園にしたいな~」
「ピアノを習いたいと思ったのは、どうしてだっけ?」
「○○先生のように、上手にピアノを弾けるようになりたかったんだけど、鍵盤をたたくのが重たくて、つらくなっちゃうの・・・」
「そうか・・・でも、そのことをママに話したのかい?」
「だって、ママに言ったら、そんなのダメって言われちゃうし・・・」
「そうだね。『何言ってるのよ!最初にピアノを習いたいって言ったのは、○○でしょ。こんなに早くやめたいなんて、ママは許さないわ・・・もう少しやってみなさい!』と言われるだろうね。それでも、本当に続けるのが辛いのなら、ママにごめんなさいするのはどうだい。『○○がやりたいって言ったことだけど、今は楽しくないんだ。ごめんなさい』とか・・・園長先生は、ママに○○の気持ちを伝えた方がいいと思うけど、どうするかは、○○が考えて決めるんだよ」
子どもの性格や特性など、それぞれ違うので、一概には言えませんが、子どもは飽きやすいのは、ある程度仕方がないことですね。幼児期の子どもが、自ら「○○やりたい」と自己主張するのはまれですので、親が、習い事など、色々なことに挑戦させることに異論はありません。そのうち1つでも「やりたい事・好きな事」が見つかればラッキー・・・ぐらいに軽く考える方がいいのかもしれません。
子どもが楽しくないと思うのであれば、すぱっと辞めてしまうことも、大事な決断かもしれません。私が、子どもの頃に、自分の意思ではなく親の意思で始めた習い事の中で、「そろばん」「スイミング」は、やって良かったですが、その他多くは、あまり有意義な時間ではなかったですね。(笑)
「子どもの習い事どうする?」は、親への大きな挑戦状ですね。
コメントをお書きください