卒園児運動会~宮前小学校~
この春 · 保育園を卒園した4人のうち · 2人が通う、さいたま市立宮前小学校の運動会に行ってきました。
7歳女の子は、私を見つけると「園長先生!」と駆け寄って来ました。すると、担任の先生に「保育園の園長先生です」と私を紹介します。そして、クラスの児童に次々と私を紹介していくのです。私の方が、何だか照れてしまいましたが、少人数異年齢保育出身の彼女が、こうして、堂々と立ち振る舞う姿は、頼もしく感じました。
そして、運動会も終盤戦・・・6年生のクラス対抗リレーが始まりました。男女混合で、5組あるうち1クラスは、アンカーが女子でした。東京オリンピックには間に合いませんが、期待の短距離ランナーになるだろう、素晴らしい走りです。
クラス対抗リレーを応援しながら、自分の小学校時代のことを思い出していました。6年3組だった私は、担任の「ガンポ先生(あだ名です)」のもとで、男女ともに優勝したのですが、今でも忘れられないのが「猛特訓」です。始業前と放課後、毎日のように6年3組だけグランドでリレーの練習です。
走りの基本、コーナーワーク、そして、バトンの受け渡しにはかなりの時間をかけました。リオオリンピック男子100×4リレーで銀メダルを獲得した日本の完璧なバトンリレーが記憶に新しいですが、リレーの肝はバトンです。
そして、何より、「ガンポ先生」が、私たちに教えてくれたのが、「これだけ練習したのだから、絶対に優勝できる!」という自信でした。今でも、男女ともに1番でゴールテープを切ったことよりも、「ガンポ先生」の罵声が飛び交った猛特訓の記憶が鮮明に思い出されます。私の人生の宝物の一つです。
宮前小学校の最終種目は、組み体操です。全国的に組み体操が廃止になっている中、個人的には、「よくぞ残してくれた!」と拍手です。しかし、6年生5人の担任が、児童らのそばで、すぐに危険時にフォローできるように、鋭いまなざしで待機しています。先生たちの「子どもたちは、自分らで守る」という姿勢が印象的でした。
組み体操に加え、手足を使った、素敵なパフォーマンスも演技内容に加えられていました。選曲も見事でした。多くを語るまでもなく「素晴らしい」の一言です。
保育園に戻ると、「○○ちゃんと○○くん、2人ともがんばっていたぞ!」と報告します。年長園児は、小学校への気持ちがどんどん高まっていきます。こうして、1年1年子どもたちは成長していくのです。
ともあれ、心が洗われた、すばらしい運動会でした。
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