ヤクルトスワローズの山田選手が、昨年に引き続き、「トリプルスリー」つまり、3割30本、30盗塁をほぼ手中にしました。凄い数字ですね。今日は、山田選手への称賛ではなく、今の教育界で多く登場する言葉「アクティブ・ラーニング」を説明するのに、野球に例えれば分かりやすいのでは・・・という話です。
文部科学省の「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ」に「主体的・対話的で深い学びの実現」というのがあります。そうです「アクティブ・ラーニングの実現」です。
今までの20世紀型の授業の多くは教師主導で、教師は、配布資料を準備し一生懸命説明する。食の細い生徒、体調の悪い生徒がいてもお構いなしに食べさせようとする授業で、悪いのは食べない生徒の方だとする考え方です。
それに対し、アクティブラーニングは、生徒主導の授業である。従来型を「ティ―チング」というのなら、これは、生徒が学ぶ「ラーニング」ででなければならない。理屈ではわかっているものの、具体的にどう進めるかで、多くの先生たちを悩ませています。
ここで、「トリプルスリー」の山田選手が登場します。アクティブラーニングを野球に例えると、山田選手は、教師ではなくプレーヤーなので生徒です。教師の役割は、生徒がよりすばらしい個人プレーや連携プレーができるように、監督(全体のマネジメント)・コーチ(アドバイザー)・アンパイア(評価する)の3つ以上を演じるのが仕事である。
どうですか、分かりやすいですね。3つ以上といったのは、時には、女子マネージャーやスコアラー、スカウトマンにもなることもあるからです。
ワールドカップの最終予選を戦っているサッカーに例えても同じですね。どうですか、教師がグランドに出てファインプレーをしたり、バッターボックスに入って、ホームランを打ったり、PKでゴールを決めてはいけないのです。
えっ・・・ますます分からなくなった?!(笑)
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