夏休みの方が子どもは忙しい!?

8月3日(水)はれ

きょうは朝から、バレエの練習に行きました。午後も練習があるので、レオタードのままファミレスに行き、お母さんとスパゲティを食べました。食事のあと、じゅくの宿題の問題集をやりました。レオタードを着ていたので、みんなからじろじろ見られ、はずかしかったです。あしたは、じゅくのテストです。

 

8月14日(日)くもり

おぼんなので、いなかのおばあちゃんのうちにとまりに行きました。とうきょうえきでいなかからおむかえにきたおばあちゃんはまくのうちべんとうをたべはじめましたが、ぼくはがっこうのしゅくだいをやりました。いなかについたら、いとことあそぶのでそれまでにドリルやえにっきをおわらせなさいと、お母さんにいわれたからです。

 

これは、ある小学生の夏休みの日記です。レオタードのままでファミレスで昼食や宿題をこなす小学生は、芸能人みたいですね。せっかくの車中で、おばあちゃんと会話を楽しんだり、外の景色を見ることもしないで宿題? と思うのは、私だけではないでしょう。

 

Aさんは、小3の長男のために、夏休み前、学校で配られたプリントから参加可能なイベントすべてを申し込んだそうです。実費程度の参加費で、夏の自由研究にもなりそうなものが中心です。1日をラジオ体操に始まり、午前、午後に分けて、子どものスケジュールを管理しているといいます。

 

昭和の子どもの代表である私は、夏休みには、毎日のように、近所の子どもたちと遊んでいました。早起きして、何本かマークしているクヌギやコナラやヤナギの木で、カブトムシやクワガタの採集をすると、小学校のプールに行き、夕暮れまで、冒険ごっこやセミ採りに夢中になったものです。

 

そんな夏休みは、今では遠い昔の思い出しかありませんね。でも、この経験が、小学校6年生の大将を中心とした、縦割りの関係の中で、自然と、子ども同士の人間関係力を高めていったのかもしれません。

 

目的を持って、我が子に、スポーツや習い事をさせることに異論はありませんが、大人になって、自分を助けるのは、コミュニケーション力であることを忘れてはなりません。これは、子どものときから身につけたいですね。

 

あなたのところでは、我が子の夏休み・・・どう過ごしてますか?