先日、中学高校時代の仲間たちと、新橋で飲みました。新橋と言えば、SL広場の前で、酔ったサラリーマンのおやじたちが、テレビのインタビューで答えるという、定番のアングルで有名ですが、もちろん、新橋で飲んでいる人たちの中には、若い女性も多くいます。(笑)
さて、50代のサラリーマンの多くが、会社からの仕打ちにやる気を失っていると言われています。時代の変化に目を背け、身動きが取れなくなり、会社からは、突然のポストの剥奪や給与の減額、自主退社を勧めるようなキャリア研修・・・そんな50代を「ゆでガエル世代」と呼ぶそうです。
カエルは、熱湯に放り込むと驚いて飛び出すけど、常温の水に入れて徐々に熱すると水温変化に気が付かず、ゆで上がって死んでしまう。この寓話が、今の50代の多くの男性の会社人生にそっくりだと言うのです。
50代の私は、思わず「ムッ」としてしまいます。(笑)
就職は、大量採用で楽勝。30歳前後にバブル崩壊などの危機が訪れても「このまま安泰に会社員生活を終えられる」と厳しい現実から目を背け、50代になり、役職定年や給与カットに「こんなはずじゃなかったのに」と嘆く。雑誌ハナコを手にした女性が男性をリード。男女雇用機会均等法が女性上位に拍車をかけ、アッシー(送り迎えの運転手をさせる男性)メッシー(食事をおごらせる男性)という言葉も生まれました。
現在65歳以上の団塊世代は、人口も多く、退職金もたっぷりもらって退職・・・それと比べると、数も少なく、日本企業に次々と導入された成果主義の洗礼を浴び、若い世代にも抜かれていく・・・・
いやいや・・・50代のおやじどもは、そんなに悲観することはありません。(笑)
新橋で飲んだ仲間たちは、酒好きですが、気持ちは、何歳になっても少年のように若いです。谷川岳に登るおやじや、企画会社を立ち上げて、金にならないことも一生懸命取り組むおやじ・・・二人のサラリーマンは、自分の居場所をしっかりと作っています。独身を謳歌するおやじもいます。
これを読む50代の男性も、時代や会社のせいにすることなく、前を向いて明るく生きている人が多いことでしょう。「ゆでガエル」と言われようが、「それが何か?」と笑える人生を歩んでいきましょう・・・・(笑)
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