平成27年3月から、1年4カ月にわたり保育園の給食を担当していただいた先生が、本日をもって、最終勤務となりました。母親の病気の介護をしなければならなくなったからです。昭和30年、40年代生まれの私の世代において、親の介護という問題は避けられませんね。
朝、子どもたちへ「たくさん失敗してもいいから、どんどん新しいことにチャレンジしてください」とメッセージを伝えると、すでに涙腺の弱い主任の先生が号泣です。
年長5歳の女の子が、お世話になったプレゼントと、心あたたまるお手紙を書いてくれました。女の子から直接プレゼントをもらった先生は、本当にうれしそうな顔をしていました。
先生は、元小学校の教員です。四国の愛媛県で教壇に立っていたので、まるで「坊ちゃん」のようです。そんな経験を生かして、寺子屋の時間では、読み書き・音読・発声練習など、小学校1年生になったら、実践することを、子どもたちに教えてくれました。
子どもたちは、宿題が出ると「やった!しゅくだいだ・・・・おうちでがんばる!」と張り切ったものです。今日をもって保育園のお仕事は、おしまいですが、子どもたちの成長を楽しみに、買い物ついでに遊びに来てくれます。
今日の寺子屋は、先生へ絵のプレゼントです。たくさんの思い出をイメージして、子どもたちは、一生懸命、絵を描きました。年長さんは、メッセージも添えます。「先生ありがとう・・・いつも給食おいしかったよ・・・」に、こらえられず、大粒の涙です。子どもたちが、大人になるまでに、たくさんの別れを経験することになるのでしょうが、今日の日を忘れずにいて欲しいですね。
そして、新しい給食の先生は、今日からさっそくお仕事をスタートしました。ホワイトきゃんばすの職員の平均年齢を一気に下げる、若い先生です。料理を作ることも食べることも大好きな先生です。そして、素晴らしいことに、いつもニコニコしています。今日は、子どもたちに囲まれて、これからの仕事に期待を持てる一日となったようです。
素敵な個性で、保育園に新しい風を吹かせてくれるよう・・・おやじ園長も大いに楽しみです。
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