屋上の池に住む、子どもたちに大人気の「クサガメ」くん・・・いつもなら、人がやってくると、エサをくれるのでは・・・と、すぐに寄ってきては、エサを催促するのですが、今日は、まったく姿を見せません。
もしや、カラスかトンビのような大型の鳥に、さらわれてしまったのか!?と心配になりました。しかし、池のフェンスをよく見てみると、1か所、カメが通れるすき間があるので、板をかまして通れないようにしていたのですが、その板がずれていたのです。
「これだ!」とピーンときたので、カメが脱出して、歩き始めたであろう方角を捜します。草やぶの中を、約30メートル進んだ先に、暑さで、ギブアップ寸前のカメが、土の中に半分身を潜めていました。のろまとレッテルを貼られたカメが、30メートル歩くのには、かなりの時間がかかったと思われます。昨年のクリスマス発表会では、2歳児が「ウサギとカメ」に挑戦しましたが、そのシーンを思い出していました。
大脱走は、おそらく昨夜あたりに決行されたのでしょう。夜が明けて、水もない状況で、カメも「大脱走なんて試みて・・・なんとバカなことをしたのだ」と思ったに違いありません。(笑)
一緒にカメの捜査にあたってくれた、3歳男の子は「カメがいた!」とまるで、犯人を確保したかのような、リアクションです。彼は、カメが大好きで、毎日必ず、池のカメを見たり、エサをあげる習慣を守っています。
池の中に戻すと、それはそれは、元気に泳ぎだしてくれました。子どもたちを心配させた、カメ大脱走事件も、これで解決です。冒険心やチャレンジ精神旺盛なカメなのだろうと、評価したいところですが、今回の「命拾い」に、二度と、無謀なことをしないことを祈るのみです。
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