保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に、この4月から保育コーディネーターが配属となりました。さいたま市内10区すべてに、保育コーディネーターと保育コンシェルジュが子育て支援の一員として、配属されたことになります。
保育コーディネーターの仕事は、保育園それぞれの特徴ある保育方針や活動、環境などの現状を把握し、管轄内の保育園全体の質を上げることです。今日は、西区の保育コーディネーターと保育コンシェルジュの2名が、ホワイトきゃんばすの見学にやってきました。
初めてご挨拶する保育コーディネーターは、以前は公立の保育園で園長を務め、この3月までは、ホワイトきゃんばすに近い、特別支援学校で仕事をされていたそうです。ホワイトきゃんばすの園児の中には、この特別支援学校との連携も行っています。
朝の会での様子や、今日の寺子屋当番さん恒例のインタビューには、あまり他の保育園では例がないので、驚かれていました。
今日は、雨となってしまったので、屋上で遊ぶ子どもたちの姿を見ていただくことはできなかったのですが、屋上を案内すると、トマトやスイカがリアルに育っているファームや土や草が普通にある環境や、その広さに驚かれます。
子育て支援=待機児童ゼロという風潮に、子育て世代以外の住民が、違和感を覚えていること。日本で、一番待機児童が多く問題となっているのが東京23区なのですが、都知事選での「待機児童をなくします!」という具体策のない合言葉演説にも、警鐘を鳴らします。
「待機児童を解消するために保育園を作ります」では、騒音や保護者のマナーに対する地域住民の反対の声が上がります。しかし、「明日を担う子どもたちのために、私たち大人が力になろう!」となれば、ほとんどの国民は、賛成の声をあげてくれます。「待機児童ゼロ」も大事ですが、これは、あくまでも子育て支援の1つの対策に過ぎないことを認識する必要がある・・・・といった、熱い話を保育コーディネーターと保育コンシェルジェとした次第です。
保育コーディネーターには、是非とも近いうちに、西区内の保育園の会合を開いていただき、情報共有と、井の中の蛙になりがちな保育業界を開放的な環境に変えていくことを提案させていただき、有意義な時間とさせていただきました。
9月以降が、保育園を捜す保護者のピークとなります。区役所の支援課を訪ねる保護者に、ホワイトきゃんばすの「異年齢保育」と「すばらしい遊びの環境」をアピールしていただくことをお願いし、とてもポジティブな保育コーディネーターにがんばってもらいたいですね。
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