保育園では、鼻の穴に指を入れてしまう園児もあり、「○○君が鼻血出た!」と子どもたちが、大騒ぎして先生に教えてくれることもしばしば・・・外遊びでは、転んですりむいて出血というのも、元気な子どもたちにとっては、よくあることです。
「血が出て痛~い」というと、とてもネガティブなことと、子どもたちも感じてしまいますね。そこで、登場するのが「ちのはなし」という絵本です。
この絵本は、男の子が転んで膝をすりむいて血が出てきたところから物語が始まります。しかし、そこからがなかなか専門的なのです。
血が出るのは「ちのとおっているくだがやぶけるから」というくだりから、体中に血管が通っていることの説明が始まります。そして、その血は心臓が押し出していることなどが書かれています。
どうですか、目をまん丸にして、絵本にかぶりつく子どもたちの姿が、想像できますね。
ケガをして血が出ることは、子どもにとってはつらいことですが、その痛みへの共感と同時に、自分の身体に関心を持つ経験がこの絵本を通じて、できるのかも知れません。
今度、寺子屋でこの本を読みながら、脈をはかったり、心臓の鼓動を感じたりして、子どもたちの科学的好奇心をくすぐってみようと思っています。(笑)
小さな子どもを持つあなた・・・我が子の琴線に触れることになるやもしれませんね。
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