時をかける少女

今まで、何回も映画となり、テレビドラマ化され、アニメにも舞台にもなりました。この原作は、筒井康隆さんが1967年に発表したSF小説です。私の中学生時代は、筒井康隆さんのSFや娯楽小説にエッセー、眉村卓さんのSF小説、星新一さんのショートショートSFは、まさに、もう一つの教科書でした。(笑)

 

昨日から始まった、何回目かの「時をかける少女」のテレビドラマも、自分の青春時代へのタイムスリップだ!とチャンネルを合わせていました。横で、同じ年の奥様も見入ってます。こんな想いなので、今回のキャストやストーリーには、ほとんど関心がありません。(ごめんなさい)

 

1983年に原田知世さん主演、大林宣彦監督で最初の映画化がされました。主題歌は、松任谷由実さんの作詞、作曲でしたね。広島県尾道市を舞台にしていたので、「転校生」「さびしんぼう」とともに、大林映画の「尾道三部作」と言われるようになりました。

 

原作は、主人公の高校1年生の少女が、理科室で、ラベンダーの臭いを嗅いでから、「時をかける少女」となるのですが、そこに、未来からやってきた、クラスメイトの男の子がからみます。時代を大きく狂わせるようなSFサスペンス大作ではなく、高校生の日常の中に普通に起こる出来事が、ストーリーのメインとなっています。

 

今回のテレビでは、スマホが当たり前に登場し、現代版の「時をかける少女」となり、たぶん原作とは違うストーリー展開がなされるのでしょう。

 

おやじ園長としては、昭和のノスタルジーに浸りたく、毎週チャンネルを合わせてしまいそうです。「過去は、もう過ぎたことだ。これからのことを考えるんだ!」なんて、かっこいいことを言ってても、たまには、思い出に浸ることを許してもらいます。(笑)