ごはんですよ

来週は、いよいよ屋上のプール開きです。大小5つのプールの空気を入れたのですが、ポンプで空気を入れる作業が楽しいらしく、子どもたちが「自分でやりた~い」と大騒ぎです。今日は、すべてのプールの空気入れを子どもたちで行いました。そして、水の入っていないプールで、飛んだり跳ねたりの遊びに夢中です。

 

汗びっしょりの子どもたちを見ていると、プール開き前のワクワク感や盛り上がりは、バッチリです。(笑)

 

さて、話は大きく変わります。我が家の冷蔵庫には「ごはんですよ」があります。このギャグのような商品名からは想像できない、美味しくて本物の味です。絆創膏ではなく「バンドエイド」が一般名になっているように、「海苔の佃煮」ではなく「ごはんですよ」で、説明がついてしまいます。今日は、「桃屋」さんの話です。

 

量より質・・・良品質主義・・・という考えをうたう企業は、決して珍しいわけではありませんが、114億の売上がある食品会社で、商品数はたったの32種類。今年の新商品「トムヤムクンの素」は、何と、2年ぶりの新商品だそうです。

 

商品のほとんどが、ロングセラーとなると、継続して食べていただくために、とことん品質と味にこだわっているのが、この「桃屋」さんの強みというよりも、他社がマネできないことだと言えます。

 

会社の効率を上げるには、少ない品種の商品を大量生産、販売する仕組みがベストですが、消費者の選択肢はどんどん広がり、商品サイクルもブーム商品になれば、短いのが常です。先日、伊勢志摩サミットが行われましたが、伊勢名物の「赤福」のように、売上構成比が90%を超える商品を持つ食品会社など、ほとんどありませんね。

 

「桃屋」さんのこだわりをカンブリア宮殿の番組で見ていたのですが、世の中には、いい食材は少ない・・・よって、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指すという主張が、ひしひしと伝わってきました。

 

明日のスーパーの棚から、「ごはんですよ」や「搾菜(ザーサイ)」が、空になっているかもしれません。(笑)