この夏、初めて行う「サマーキャンプ」まで、残り1カ月あまりとなりました。それまでに、プール開きや夏まつりもあるので、7月は夏の行事がたくさんです。(笑)
サマーキャンプは、5歳児(年長)が、小学校入学前に、パパママがいない夜を過ごすというものです。幼稚園などでは、「お泊り保育」が夏の行事にあるところが多いですが、ホワイトきゃんばす的には、非日常での集団生活じゃないと・・・という考えです。
さて、福島県西郷村にある、国立那須甲子青少年自然の家では、夏休みが始まって、すぐに小学校5・6年生を対象に14泊15日の長期キャンプを行っているそうです。
昨年は、県内から19名の児童が参加し、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」をテーマに、様々な体験を通して、福島復興の方策を実践する力を身に付けるプログラムを行ったそうです。
どうですか、2週間の長き間、親元を離れての集団生活・・・肉体的にも精神的にもたくましく成長する子どもたちが、想像できますね。
2泊3日の那須連山縦走では、仲間を気遣う優しさと、諦めずにやり通す強い心、美しい郷土の自然を守る力が育まれます。また、放射線の影響で復興のままならない町の様子をバスに中から見ることで、被害の大きさや復興の厳しい現状を知ります。最後は、学んだことを基に、自分自身や浪江町が未来へ向けて進んでいくための方策について考え、避難者の前で発表します。
「きついこともたくさんあったけど、これを乗り越えたことで自信につながった」「今できることは少ないけど、大きくなったら、みんなと協力して安心して暮らせる福島を取り戻したい」と子どもたちの感想です。
今年の夏は「自分に挑戦する最高の夏!」がテーマだそうです。この取り組みは、参加する子どもたちの成長だけでなく、これにかかわるすべての大人たちへ、大きな影響を与えることでしょう。
こんなすばらしい集団生活を、多くの子どもたちに経験してもらいたいですね。
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