親子で料理

人気の「こぐまちゃんえほん」シリーズの中に、「しろくまちゃんのほっとけーき」という絵本があります。この話は、こぐまちゃんの友だちのしろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作り、こぐまちゃんと一緒においしく食べるという単純なストーリーです。

 

しかし、ホットケーキが次第に焼けていく様子が「ぽたあん」「どろどろ」「ぴちぴちぴち」「ぶつぶつぶつ」という音と共に描かれています。

 

この本の狙いは、①大きなホットケーキを食べるうれしさ②ホットケーキができる過程への興味③自分で作ることの魅力の3点だそうです。

 

保育園の連絡ノートを読んでいると、おうちで、大好きなママと屋上のファームで収穫した野菜を使って、一緒に料理をする内容だったり、ピクニックに行くのに、一緒にサンドイッチやお弁当を作るシーンがよく登場します。

 

もちろん、幼児のお手伝いですので、野菜を洗ったり、切ったり、盛り付けたりといった簡単な作業ですが、大好きなママと一緒に料理を作るという経験は、子どもたちの記憶の中には、親子の幸せな時間として、深く刻まれるに違いありませんね。

 

私も、我が子たちが小さかった頃には、日曜日の朝・・・ホットプレートで、子どもたちと一緒にホットケーキを一緒に作った記憶が蘇ります。絵本にある「ぽたあん」「どろどろ」「ぴちぴちぴち」「ぶつぶつぶつ」という音も、子どもたちのホットケーキを見つめるまなざしと共に、幸せな時間でした。

 

親子でクッキングの思い出は、お金をかけてテーマパークに行くことよりも、深く子どもたちの心に残る素敵な事だと、私は思うのであります・・・・