カンニングの勧め

これは、テストや試験での話ではありませんので、あしからず・・・

 

勉強などで、自分で考えてもどうしても分からないことが出てきますね。社会人であれば、「わかるまで考えています」と言って、じっと思い付くままで待っているようなら、会社をクビになります。(笑)

 

そうです。ほとんどの人は、「インターネットで調べる」「辞書を引く」「本で調べる」「ほかの人に聞く」といった行動をとります。

 

では、授業中に何か質問されて、答えられないという場合はどうしますか。ある校長先生は、カンニングを勧めています。もちろん、自分で考えてもわからない場合です。

 

『その人がのぞこうとしている時、それを許してやってください。のぞいた後に、きっと、「ありがとう」と言われるでしょう。その言葉を聞いて、「ああ、自分の知っていることが人の役に立った」と心ひそかに自分を褒めてください。「この人はいつものぞくんだもん・・・」と思っても、広い心でのぞかせてあげてください。人の役に立つということほど、人間にとってうれしいことはないのです。』

 

私も、中学高校時代に、こんな校長先生の話を聞いていれば、のぞく、のぞかれるも、もっと大きな心で対応できていたことでしょう。保育園の子どもたちの行動は、他の園児のマネやあこがれです。これも、人のいいところを盗むという、カンニングの一つだと言えるのでしょう。

 

保育園の場合は、悪いところもカンニングしてしまうので、そこは大人が介入しますが、今まで、「カンニング」というのは、マイナス言葉の典型的な例と思っていましたが、時には、プラスにもなるのです。