遠足の下見に行ってきました

昨日は、遠足の下見&打ち合わせに行ってきました。

 

昨年秋に、北本自然観察公園に遠足へ行き、生き物、植物すべてにおいて、自然を観察することに子どもたちが大いに興味を持ちました。5歳男の子は、今でも「大きくなったら虫屋さんになる」と虫に囲まれた生活を夢見ています。

 

ということで、今年度は春の北本自然観察公園を訪れることにしました。親子遠足は5月28日です。

 

まず、最初に驚いたのは、季節はずれの吹雪です。もちろん雪ではありません。ヤナギの柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる種子が、風に吹かれて舞っているのです。白い綿毛のついた種ですので、それは、幻想的な風景です。一般的に私たちがヤナギと認識しているのは、シダレヤナギですが、このりゅうじょを飛ばしているのは、国産のヤナギです。主に葦が生えている湿地帯にあります。

 

担当していただく、職員さんのガイドで歩いたのですが、桑の実がなっていました。ちょうど遠足の頃に熟して食べごろになるとのことです。桑の葉は、カイコが食べる葉で、かなりの大木になります。遠足当日は、甘い桑の実が食べ放題となるかもしれません。

 

そして、長さ5メートルの黒い帯のような生き物が、道を歩いています。そうです。アリの行列です。体調3ミリほどの「アミメアリ」という種類で、とても珍しい行動をとります。普通のアリは、巣を持ち、そこに女王ありが住み、多くの卵を産むのですが、アミメアリは、巣を持たず、エサを求めて集団移動するのだそうです。

 

まるで、モンゴルの遊牧民のように、特定の住所がないのです。しかも、全員が女王アリでもあり、働きアリでもあるそうです。アリやハチの生態の特徴は、全体のおよそ99.9%がメスで、突然変異的に生まれたわずかなオスが、女王の相手をするのだそうです。

 

担当職員と10分程度歩いただけで、これだけの発見がありました。遠足当日は、子どもたちの感性が大いに刺激されることでしょう。パパママも少年少女に戻って、楽しんでもらいたいですね。

 

秋とは違う春の姿を、大いに満喫します。四季がある日本は、本当に素敵な国です。