チェーン店はイヤ!?

「どの店でも同じメニューを食べられる安心感」だったり、「多店舗化により原材料の調達量を増やし、コスト比率を下げる」や「24時間深夜でもやっている」というメリットで、大手外食チェーン店は、拡大していったのですが、今では、この強みが逆に弱みになっているようです。

 

「どこに行っても同じでつまらない」「メニューに新鮮味がない」と感じる人が多くなり、極めつけは「チェーンだからいかない」という消費者も珍しくないですね。私も、申し訳ないですが、こちら側の考えが強いです。

 

また、大型ショッピングセンターの飲食フロアの担当者は「最近、チェーンには全く声をかけていない。画一的で個性に乏しいチェーン店は、施設の顔としての役割を全く期待できない」とまで言います。

 

個人の「おやじ」や「おかみ」が、思いを込めて立ち上げた1つだけの店舗というストーリーの前に、お客様の立場で考えると、価格だけでなない「しあわせ」や「満足感」があるのかもしれませんね。

 

個性的と言えば、大手外食チェーンが、新業態で店舗展開を行うこともありました。あのマクドナルドが、サンドイッチ店。モスバーガーがラーメン店。吉野家が一人鍋専門店。ケンタッキーがから揚げ専門店。今現在残っている店舗はゼロです。

 

この理由は、元サラリーマンの私なら、簡単に説明がつきます。会社が新規事業を立ち上げる時、多くは人事異動によって「お前、今度のプロジェクトやれ!」といわれます。つまり、やらされた仕事だからです。「おれがやるんだ!」という個人の思いには、歯が立ちませんね。

 

もちろん、企業内起業のような、「何かやりたいことがあれば手をあげろ!いい内容なら事業にするぞ!」という会社は、どんどん強い会社になっていくのかもしれませんね。

 

あなたのチェーン店の利用の仕方はどうですか?もちろん、個人の自由に口を挟むつもりはありませんが。(笑)