日本企業の会議は長い?!

今年の4月1日午前3時3分、日本マクドナルドの公式ツイッターアカウントが奇妙なつぶやきをしました。

 

「不毛な打ち合わせに4.5時間参加している。特に発言もなし、ていうかできない。こんな状況で発言できない。自分の力不足か上司の機嫌が悪いのは、自分のせいか?給料上がっても人に嫌われることが増えた気がする。1日をあきらめて始める意味はこういう時に発揮されると思う」

 

投稿は、「不適切な投稿があった」としてすぐに削除されたようです。匿名での投稿ですので、真意のほどはわかりませんが、4.5時間の会議が有意義な時間でなかったことだけは、想像できます。

 

世界を見ると、強い会社は、将来の予測を立てても、その通りにいかないことのほうが多いので、会議で時間をかけるよりも、即断即決で動く。最低限必要な通達は、顔を合わさなくてもメールで十分というやり方が主流になっています。

 

日本の会社は、会議を開き時間をかけて意思決定するのを是とする考え方が、今でも主流なのかもしれません。

 

また、日本人にありがちな、3つのタイプの問題社員が、会議を長引かせる要因になっているという声もあるようです。

 

1、会議で威張って自分の威厳を保とうとするタイプ

2、じっくり話さないといいものは生まれないと考えているタイプ

3、みんなで決めないと不安なタイプ

 

どうですか、誰もが心当たりがありそうですね。

 

経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、1時間あたりの生産性を欧米と比較すると、2011年は米国を100とした場合、日本は約60だそうです。会議が多い、長いというだけの理由ではないでしょうが、「日本の典型的な労働慣行である根回しや無駄な会議などの意思決定の長さが生産性を押し下げている」という人もいます。

 

私もサラリーマン時代を振り返ると、そうは言っても、根回しなしでは、自分の企画も通らないし、フェイスツーフェイスでないと、思いが伝わらないことも多いのに・・・と反論もあります。(笑)

 

みなさんの会社や組織ではどうですか?

 

保育ホワイトきゃんばすでは、会議はありません。お昼寝の時間に職員は、園児全員の連絡ノートを書くのですが、その時が毎日のミーティングタイムです。他には、行事、イベントの後のミーティングだけです。即決即断が全て出来ているわけではないですが、小さい組織の利点が生かされています。

 

組織が大きくなれば大きくなるほど、会議の意義が問われるのかもしれません。