冬眠から目覚める?!

今日は屋上の池に巨大な生き物が出現しました。

 

「ワー!・・・おー!・・・エー!・・・へー!」と子どもたちの歓声と驚きの声が上がります。水面をぎこちなく泳ぐ謎の生き物の正体は?

 

そうです。冬眠から目覚めた「クサガメ」です。シッポの長さを入れると、ざっと体調20センチのクサガメです。実は、このクサガメ、つい最近までは、日本イシガメと同じく、日本の固定種と言われていました。

 

よく、神社の池などで多く見られるカメは、ベビーの頃にミドリガメと言われる、正式名称「ミシシッピーアカミミガメ」という外来種です。こちらは、縁日などで購入したものの、大きくなり、凶暴でかわいくなくなったがゆえに、神社の池や川などに放流されたものが、どんどん増えていったのです。

 

生命力が強く、凶暴につき、クサガメや日本イシガメを駆逐していったのです。あと数年で、このカメは、輸入禁止になるそうです。

 

さて、屋上のどろんこ広場の池に住む、クサガメですが、これも最近、外来種と指定されてしまったのです。今、日本に生息するカメの中で、「アイム フロム ジャパン」は、日本イシガメだけとなりました。

 

うんちくは、これくらいにして、カメを手にし、子どもたちの顔に近づけると、身近にこのサイズのカメを見ることも少ないのか、数人の園児が固まってしまいました。(笑)

 

興味いっぱいで喜んでいいのか、怖がったほうがいいのか、判断がつかないようです。池には、菖蒲のつぼみが膨らんできました。素敵な黄色い花を咲かせます。葦も新芽が大きく伸びています。体調15センチ以上もあるフナや、金魚に小魚。沼エビもたくさんいます。そして、クサガメ君が冬眠から目覚めたというわけです。

 

虫に水辺の生き物と・・・・子どもたちは、自然の中で、五感をビンビンに刺激しながら、遊んでいます。