ミャンマーと言えば、昨年11月に総選挙が実施され、ノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー氏が党首のNLDが圧勝し、事実上のスーチー政権が誕生しました。長く軍事政権が続いた国でしたが、民主的な総選挙で生まれ変わったのです。
ミャンマーは、1989年までは、ビルマ連邦と呼ばれた国です。中国、インド、タイ、ラオスと国境を接する、日本の1.8倍の面積を持つ国です。人口は日本の半分ですが、これから大きな経済発展が見込まれ、日本企業の進出も始まりました。
今日は、埼玉県ユニセフ協会が主催する、表彰式、ユニセフの集いに出席させていただき、ミャンマー現地視察報告を視聴しました。
ユニセフの運営ボランティアスタッフの報告でしたが、民族衣装をまとい、ミャンマー語を織り交ぜた熱いレポートに心打たれます。貧困の格差、学校の実態、病院などの設備、衛生面での認識の遅れ、間違った知識、トイレ事情などなど・・・日本に住む私たちからは想像できない厳しい現実がそこにありました。
また、「世界がもし100人の村だったら」のワークショップでは、世界におけるアジアの人口密度の高さ、アフリカでの栄養失調の問題、文字が読めないという識字率の低さの実態、子どもたちの教育が不十分な地域・・・とても、わかりやすく学ぶことができました。日本の子どもたちに、このワークショップで、世界で起きている様々な事を学んでもらいたいと素直に感じた一日でした。
日本の子どもたちの視野が、世界の様々な問題だけでなく、すばらしい文化、考え方にまで広がっていけるように・・・私たち大人が、できることを考えなくてはなりませんね。
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