スポーツに力を入れている保育園

先日、雨で屋上にいけないので、教室内で「体育」をしました。机や椅子を片付けて、マット運動、ジャンプ、リングでケンケンパ、そして鉄棒にトライです。

 

ジャンプは階段ロッカーの1段目から3段目まで、子どもたちが自分でできる高さを選びます。これは、いつも子どもたちが遊んでいる運動でもあるので、何のためらいもなくジャンプします。ケンケンパもトランポリンが教室内には常設しているので、ピョンピョン跳ねることは習慣化しているので、子どもたちは、スムーズな動きです。

 

対照的に、マット運動と鉄棒は、個人差が大きく出る結果となりました。5歳児最年長の女の子も、鉄棒は苦手で、上手にできないで悔し泣きです。

 

最近、スポーツに力を入れる保育園や幼稚園が増えています。実は、英会話などのお勉強よりも、スポーツの方が、保護者には人気があるそうです。

 

特に体操教室などは、園庭がない保育園でも導入が簡単ですね。専門的なスクールに委託するケースも増えています。それはそれで、現代の子どもたちの運動能力アップにつながれば、良いのかもしれません。

 

でも、私の場合は、学校が終わって、近所の子どもたちと暗くなるまで、遊ぶことが運動能力アップに直接つながった時代です。そこには、小学生なら6年生から1年生の6年違いのタテの関係が出来上がります。

 

私も1年生の時は、「ミソだからしょうがないだろう・・・」と優しく守まれ、6年生になると、ガキ大将として、遊んでいる仲間全員を守るという意識が働いたものです。この時間で、運動能力とコミュニケーション能力を同時に学びました。

 

そんなことを考えながら、今日の屋上遊びの子どもたちを見つめます。

 

モンシロチョウが飛んでいるので、虫かごとアミを持って走り、クマバチの出現で「キャー・ワー」言いながら逃げまわる園児たち・・・ちなみに屋上でヘリコプターのように重低音で飛んでいるクマバチはオスですので、危険ではありません。

 

インゲン豆の種を蒔き、赤のリアカーに園児が3人乗って、引っ張る園児にも力が入ります。自転車、三輪車で、汗をかきながら楽しく走る園児たち・・・やっぱり、体操教室よりも、子どもたちが、自分で遊びを見つける、この環境が、子どもたちにとっては一番の運動能力アップにつながると感じた次第です。

 

結局、結論は、ホワイトきゃんばす屋上の素晴らしい環境の自慢ということに、落ち着くのです。(笑)