子どもたちが、ビジネスの模擬体験などを通じて、創造性や探究心を育む「起業家教育」が注目されています。
東京都青梅市の市立第三小学校では、5年生児童が、自作のヒノキの皿と携帯ストラップを販売。同小は昨年9月から総合的な学習の時間を使って起業家教育を始めたそうです。
5年生約130人で模擬会社2社を設立。保護者から1口500円で出資を募り、2社で計約17万円を集めました。商品の加工などは地元業者に頼み、仕上げのヤスリかけや宣伝は子どもたちで行います。結果、売上は77万円となり、出資者には1口あたり600円を還元し、残金33万円が利益となったそうです。
この話を聞いただけで、子どもたちが目の色変えて、真剣に取り組んでいる姿がリアルに想像できますね。「いらっしゃいませ。このヒノキの皿は○○で・・・」なんて、自分たちが考えたセールストークで声だし販売する子どもたちの生き生きした姿が目に浮かびます。
佐藤校長は、「座学と違い、起業家教育では、一人一人が与えられた仕事を責任を持って進める必要がある。行動しないといけないという意識が身についたのではないか」と話します。
商店の訪問や会社経営者の講演会を含めて、起業家教育を実践している学校は、小学校の約1割、中学校の約3割だそうです。今後は、さらに広がっていくでしょう。
子どもたちが、大人になり社会に出た時に、こんな体験を経験することは、とても意義あることですね。社会に出れば、正解は一つではなかったり、自分で正解を見つけなければならないことが山ほどあります。この経験が生きてくるのです。
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