日本女子史上最強メンバーと言われた、キャプテン福原選手、エース石川選手、そして中学3年生15歳の伊藤選手が、決勝で中国に挑みました。中国は、ここまで団体戦とはいえ、誰ひとり負けていません。
そして、善戦むなしく、中国の高い壁に阻まれ、2年連続銀メダルの結果となったのですが、久々に卓球に見入ってしまいました。
準決勝では、日本は北朝鮮と対戦したのですが、カットマンの選手に、伊藤選手が苦戦します。まさに、したたかな、相手をあざ笑うかのようなカットマンの試合運びです。
私の仲間に、元卓球部がいます。彼は、カットマンです。彼と試合をすると、もちろん簡単に負けるのですが、浮いた球をすぐにスマッシュする私は、自ら墓穴を掘り、彼の術中にはまってしまうのです。
世界卓球の試合を見ていると、自らの強打で打ち勝つパターンと、相手のミスを辛抱強く待つパターンとその駆け引きが繰り広げられる試合展開に、酔いしれるとともに、何か人の生き様のように感じてしまいます。(笑)
こつこつと、諦めないで、球を拾い続けるタイプは、まさに、人生をきちんと計画的生きている人かもしれません。常に、強打で相手を打ち負かすタイプは、人生に例えると、どんなタイプですかね。負けず嫌いの性格ですかね。
ともあれ、最強女子3人の「違う」戦いぶりは、それぞれ自分の卓球道をつらぬく立派な姿でした。今回の負けは、彼女たちをさらに大きくさせるのでしょう。オリンピックが楽しみですね。
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