いよいよ3月1日から、2017年卒業の就職活動がスタートしました。今年は、企業の選考開始が6月となり、前年の8月より2ヶ月前倒しとなりました。6月1日が、各企業の最終面接や、内定式となるのでしょう。
3月1日は、エントリー受付スタートというスケジュールです。我が長女も、来年度卒業ですので、2月から合同説明会に出席したり、昨日は、ずっと、パソコンとにらめっこです。日曜日に長女と次女にランチをおごらされ、父親らしく(笑)、長女には、「やりたい仕事は何なんや・・・」と聞くものの、明確には決まっていません。
日本の企業スタンスは、新入社員に対して、悪く言えば、戦力としては、ほとんど期待していません。あえて言えば、新人というフレッシュな空気を職場に吹き込んでもらうことで、中堅、ベテラン社員の活性化につながれば・・・位の期待ですね。
というのも、新入社員を育てるという考えが、日本の企業の基本スタンスです。多くの研修に時間と金をかけて、社会人としてのマナーも、入社後にちゃんとすればいいという考えですね。
これに対して、転職することで、自分のキャリアをどんどんステップアップしていく、欧米の企業では、採用の基準は、「即戦力」です。すでに、仕事に必要なスキルは身につけているという前提ですので、日本のように、入社後に多くの研修を行うということもありません。
もちろん、どちらが良いとか悪いとかの議論をするつもりはありません。(笑)ただ、私は、日本に生まれて良かったと思うだけですね。
私の30年前の就職活動の企業選びは、「少ない人数を採用し、人材を大切に育てる会社かどうか?」でした。当時は、大人数を採用し、1年後には半数が退職という会社も多くありました。学生時代の私には、まだ自分を売り込むだけの自身がなかったのかもしれません。
20歳そこそこの若者が、まだ「自分はこれをやりたい!」というのが、明確に決まっていなくても、それが当たり前かもしれません。社会に出てからでも、時間がかかってもいいから、見つけられればいいと思っています。
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